「仕事に役立つインテリジェンス 問題解決のための情報分析入門 」、北岡 元著、PHP新書を読了。 これは、最近読んだ新書の中では一番良かった。 先日紹介した「まぐれ」 と、驚くほど重なる点が多いのも、面白く。 というのも。 両書とも、人間の認知プロセスで陥りがちな罠について、考察しているから。 どちらの本にも使われている、一つの例を用いて、「罠」を説明すると。 ある40歳の女性が、乳がんの検査で「陽性」と判断されたとする。 以下の事実が分かっている。 事実1. 40歳の女性が乳がんに罹る確率は1%である。 事実2. 検査では乳がんに罹っている人の80%が「陽性」との結果が出る。 事実3. 乳がんに罹っていない人の9.6%が、検査で誤って「陽性」(すなわち「偽陽性」)との結果となる。 以上を踏まえ、乳がんの検査で「陽性」と判断された40歳の女性が、乳がんに掛かっている確率はどのくらいか
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