東日本大震災は、もちろん戦争ではない。しかし、その被災者救援や被災地復旧活動には、国防組織である自衛隊が10万名体制という空前の規模で投入され、大いに活躍した。 また、自衛隊・消防・警察をはじめとする日本固有の災害救援活動を援助するために国際社会から災害救援隊や軍隊などが派遣された。それら数多くの国際支援活動の中でも最大の規模であったのが、同盟国アメリカが1万8000名もの大軍を投入して実施した人道支援・災害救援活動(「トモダチ作戦」)であった。 大きな軍事的教訓を引き出せる災害救援部隊の活動 1人でも多くの人命を救い、一刻も早く悲惨な被災地から被災者を安全な地域に移動させるために災害救援部隊が急行し、捜索救援活動を実施しなければならない「被災地域」を、大規模軍事攻撃を受けた場合の「戦災地域」、あるいは局所的(いわゆる離島など)な「被占領地域」と読み替えることにより、東日本大震災の被災地に
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