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2017年11月26日のブックマーク (1件)

  • 不満を抱えて人生を終わるのが嫌なら、「人生の時間配分を決める」こと。

    映画監督の押井守さんが、著書の『ひとまず、信じない – 情報氾濫時代の生き方』(中公新書ラクレ)のなかで、こんな話をされていました。 僕の父は明治生まれのデタラメな男で、村始まって以来の秀才だと周囲の期待を一身に背負い、青雲の志を抱いて東京に出てきた。 そこまでは良かったが、結局は望んでいた法律家になる夢が破れ、最終的には私立探偵や髪結いの亭主をやって、まともに働くこともしなかった。ふだんは酒に酔って大暴れをしているだけで、家庭内では暴君だった。末っ子の僕は被害に遭わなかったが、一番上の兄が何度も理不尽に父親に殴られているのを見た。 結局、父は何一つ自分にとっての優先順位を決めることができないまま、「立身出世できなければ、男としてはクズだ」という価値観だけに縛られて、不満を抱えただけの人生を終えた。父が亡くなったとき、最期を見届けた姉が「自分が死ぬことも信じられない、というような顔をしてい

    不満を抱えて人生を終わるのが嫌なら、「人生の時間配分を決める」こと。