2012年12月からの景気回復は、2018年1月で63ヵ月となり、いざなぎ景気を超える長さとなっている。 この間、有効求人倍率は0.8から1.5へ0.7上がり、失業率も4.3%から2.4%へ1.9%低下し、就業者数も6,271万人から6,562万人に291万人増えている。特に女性は225万人も増えている。 一方実質賃金指数(2015年=100)をみると、105.7から100.1へ5.6ポイント低下している。 このように現在は人手不足が叫ばれている状況にあるにもかかわらず、肝心の賃金は一向に上がる気配が無い。 「人手不足なのに賃金が上がらないのはなぜか」その理由として、 「労働分配率が低下しているため」 「内部留保の積み増しを優先しているため」 「非正規社員が増えているため」 「サービス等賃金が低い業種の就業人員が増えているため」 「労働生産性が上がらないため」 等が考えられるが、以下では、
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