4年前に経営が破綻し国内で初めてペイオフが実施された日本振興銀行の清算手続きで、1000万円を超える預金のうち預金者に払い戻されるのは一律58%にとどまりました。 平成22年に経営破綻した日本振興銀行は、国内で初めてペイオフが実施され、業務の一部をイオン銀行に引き継いだうえで、民事再生法に基づく清算業務が続けられてきました。 ペイオフは、1人当たり1000万円までの預金は保護されるものの、1000万円を超える部分は保護されない制度で、日本振興銀行でカットの対象となる110億円のうち実際に払い戻される金額がこれまでに固まりました。 それによりますと、預金者に払い戻されるのは対象の58%に当たる64億円程度で、関係する預金者3400人が受け取ることができるのは、1000万円を超える金額のうち一律58%にとどまりました。 日本振興銀行の民事再生法に基づく清算業務は15日、手続きが終結しましたが、