心無い言葉がどれだけヒトを傷つけるのか。これは子どもにはわかりにくい問題かもしれない。子どもだけではなく、わかっていないとしか思えない大人もいる。子どもたちに言葉の持つ力を教えるため、ある先生が行った授業が話題になっている。「私はこのリンゴが嫌い」集中力の高め方や、感情のコントロールの仕方などを教えているロージー・ダットンさんは、子どもたちに2つのリンゴを見せた。リンゴの違いを聞かれた子どもたちは「ほとんど同じ」、「同じぐらい美味しそう」と答えたそうだ。しかしロージーさんは片方のリンゴを手に取り、子どもたちにこう言った。「私はこちらのリンゴが嫌い。色も悪いし茎も変。みんなにもこのリンゴを嫌って欲しいの」そしてリンゴを子どもたちに回し、意地悪な言葉をかけるように言ったという。続いてもうひとつのリンゴを回し、そちらには優しい言葉をかけるように言ったそうだ。見た目の同じ2つのリンゴ返ってきた2つ