小池氏率いる都民ファーストの会が大勝する結果となった東京都議選。都民ファーストと公明党は合計で過半数を上回る議席を確保し、小池都政の基盤は盤石となった。この戦いの真の「勝者」そして「敗者」は誰なのか― 注目すべき7人を振り返ってみたい。 (関連記事:「一強多弱」が崩壊?小池氏圧勝 データで見る政権交代の方程式) 1. 勝者:小池百合子 東京都知事・都民ファーストの会代表普通、首長は何年もかけてじっくりと議会に飼いならされ「オール与党体制」という名の檻に閉じ込められる。檻を出ようとした首長は、予算や条例案を質草に絡め取られ、再選出馬断念に追い込まれたり、身内だった与党から対抗馬をぶつけられることすらある。しかし、小池知事は就任わずか10ヶ月で、自らの名の下に結集した多数与党を形成することに成功した。有権者にとってそれがベストだったかどうかはさておき、都議選を知事選と地続きの「信任投票」に仕立