『日本一おかしな公務員』(山田 崇/日本経済新聞出版社) 公務員でありながら、「大切なことは、すべてナンパで学びました」と語る元ナンパ師が書いた本。 この触れ込みだけで『日本一おかしな公務員』(山田 崇/日本経済新聞出版社)は手にとってみたくなる。著者は、長野県の塩尻市役所に勤める地方公務員。ナンパに明け暮れていたのは大学生の頃の話で、その詳細が書かれた第一章は、やはりおもしろい。 「ターゲットを見つけたら10秒ほど隣を歩いてみて、その時点で無視する雰囲気の人には声もかけない」など、リアルに実践的なテクの話もある一方で、そこには仕事に役立ちそうな教訓も多いのだ。 たとえば、ナンパの成功・失敗には一喜一憂せず、野球のペナントレースのようにトータルで優勝できればいい……という考え方。日本のプロ野球では、1年間の約140試合で80勝もできれば優勝が見えてくる。逆に言えば、60試合は負けてもいい。
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