8日から滋賀県の近江八幡、彦根両市で開かれる国際芸術祭「BIWAKOビエンナーレ2022」は、10回目の節目を迎える。町家などの日本建築を舞台に国内外の現代アートを展示する独特の空間づくりが特徴で、伝統的な町並みに光を当てることにつながっている。関係者たちは「開催地の魅力を伝える芸術祭として大事にしたい」と思いを新たにしている。 2001年、芸術祭の総合ディレクター中田洋子さんの故郷大津市で1回目が開かれた。当時、国内の町並みが画一化し、伝統的な建築物が取り壊されていくのを疑問に感じていた中田さんは、02年に初めて訪れた近江八幡市で古い町並みに引きつけられた。「町は一つの生き物。いいものはずっと残したい」との思いから、2回目の04年以降、近江八幡市に拠点を移した。 現代アートが伝統建築と融合する会場の雰囲気は、作家たちを触発する。8回目の参加となる特殊照明作家市川平さん(57)は「ギャラリ
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