気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 2009年8月の衆議院議員選挙で大勝して政権交代を果たした民主党政権による2010年度予算案が、ようやく成立の見通しとなりました。選挙直後の高揚感はどこへいったのやら、選挙のための大盤振る舞いのマニフェストから大幅に後退・変更された予算案は、抜本的な改革なくして国は簡単には良くならないことを如実に示しています。世界では、ギリシャを始めとして政府の財政赤字削減が大きなテーマとなっており、日本においても長期的で全体的な青写真を描くべき時が来ているように思います。 これまで何度か、21世紀の価値観の変化に触れてきました。20世紀までの「近代工業社会」においては重要であったモノやカネといった価値観は、21世紀の「ポスト近代工業社会」においては、「目に