東芝は、今年第4四半期に予定していた次世代ディスプレイSED(Surface-conduction Electron-emitter Display)の発売を延期すると発表した。今後の発売時期については未定としている。 SEDは、東芝とキヤノンが1999年に共同開発をスタートした次世代ディスプレイで、ブラウン管同様の自発光型ながら薄型化でき、高輝度、高コントラストに優れることが特長だ。 その後、2004年には合弁会社としてSED株式会社(2007年1月にキヤノンが完全子会社化)を設立。当初予定では2006年度内に製品化するとの見通しであった。 今回の発売延期は2006年3月に続いて2度目となる。 発売延期の理由として東芝は、予定していたスケジュールでパネル供給が受けられないためとしている。