アグロー(英: Agloe)は、アメリカ合衆国ニューヨーク州のキャッツキル山地中に存在するとされた架空の地名。地図製作者がコピーライト・トラップとして描き入れた「ペーパータウン」(架空の町)であるが、その後実際に地名のように使われるようになったという点で稀有な事例である[1]。ジョン・グリーンの小説『ペーパータウン』(2008年)が米国でベストセラーになると、重要な舞台となったアグローは広く知られるようになった。 「アグロー」は、ニューヨーク州サリバン郡ロックランド町 (Rockland, New York) ロスコー集落 (Roscoe, New York) の北、州道206号線 (New York State Route 206) 線沿いにあるとされた地名である[2]。 「アグロー」最寄りの町ロスコーは人口500人ほどの田舎町で[3]、付近にビーバーキル川 (Beaver Kill)