楳図かずおが77歳にして長編映画の監督デビューを果たすことが発表された。楳図の自叙伝的なストーリーになっており、主人公の楳図役はドラマ「半沢直樹」でブレイクした片岡愛之助が演じる。 「マザー」と題されたこの映画は、監督自らが脚本を担当したホラー。編集者・さくらは楳図の自伝を作るべく過去を取材するうち、氏の創作に亡き母・イチエが大きく影響していることを知る。やがてさくらはイチエの怨念が巻き起こす、怪奇現象に見舞われていく。イチエ役は真行寺君枝が務めた。 楳図は監督業について「年齢はハンデだとは全く感じておらず、逆に年を重ねるに従い創作の引き出しは増えていっていると思う」とコメント。内容については「ホラーという形をとりながらも、誰もが共感できる、せつない胸に迫るテーマをこの作品で伝えたいと思いました」とコンセプトを語った。映画の全国公開は2014年9月27日を予定している。 楳図かずおコメント