戦争から児童虐待にいたるまで、トラウマをもたらす出来事はたえまなく起きている。「言葉では表現しようのない」この出来事は、それでも言語化されていった。しかし、言葉にならないはずのトラウマを伝達可能な言語にするという矛盾は、発話者をも聞く者をも揺るがせる。「なぜあなたが(もしくはこの私が)その問題について語ることができるのか」「もっと悲惨な思いをした人はたくさんいるのではないか」にはじまる問いは限りなく、お互いの感情を揺さぶり、自身を責めさいなむ。 「だからここで考えてみたい。トラウマについて語る声が、公的空間においてどのように立ち現れ、どのように扱われるのか。被害当事者、支援者、代弁者、家族や遺族、専門家、研究者、傍観者などはそれぞれどのような位置にあり、どのような関係にあるのか」 前著『トラウマの医療人類学』を継ぐ本書で、著者は「環状島」をモデルに、加害者も含め、トラウマをめぐる関係者のポ
まだ見ぬ世界の広さや社会について学べるマンガは、子どもの成長に役立つ マンガは、親子の会話や関連書籍での知識の探求など、次の行動へと促すきっかけをつくる マンガの持つ「楽しさ」「分かりやすさ」「共感力」で、学びの可能性を広げる 取材:日本財団ジャーナル編集部 「またマンガばかり読んで」。それは良くないことなのだろうか? 学校の勉強の理解を助ける「学習マンガ」というジャンルは昔からあるが、普段私たちがエンターテイメントとして読み親しんでいるマンガの中にも、知恵や知識が詰まり、学びの幅を広げるきっかけを与えてくれる作品がたくさんある。 少女マンガ界の大御所・里中満智子(さとなか・まちこ)さんや“ホリエモン”こと堀江貴文(ほりえ・たかふみ)さんといった有識者たちが検討を重ねて選んだ作品を世に届ける、「これも学習マンガだ!〜世界発見プロジェクト〜」(別ウィンドウで開く)。その発起人の一人で事務局長
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