マンホールトイレ整備を 普及促進へ市町村に初通知―国交省・内閣府 2020年10月26日13時30分 災害時の避難所に設置されるマンホールトイレ(熊本市提供) 災害時に下水道のマンホールのふたを外して簡易トイレを置き、テントで覆って使用する「マンホールトイレ」。排せつ物が下水道に直接流れて衛生的なほか、地面と段差なく設置でき、車いす利用者らのバリアフリー対策としても有効だ。しかし、避難所で使用するには下水道管を延伸しなければならず、全国的な普及に至っていない。国土交通省と内閣府は、市町村に整備を検討するよう求める通知を初めて出し、てこ入れに乗り出した。 街角で気軽に手洗いを 店頭に「スタンド」設置―東京・銀座 「障害者にとって避難所は居づらい場所。その大きな原因はトイレだ」。重い障害を持つれいわ新選組の木村英子参院議員はこう語り、避難所のトイレ環境の改善を訴える。 車いすの障害者が、介護者