この本を読んでいると、「あ、そこからやるんだ!」と衝撃を受けます。”ゼロから”という表現に1ミリの偽りもありません。 ちなみに、最終的なトースターの写真がこちらです。 皆さんはどう思いますか?僕は と思いました。 トースター作りの困難さを物語っていますね! 本書のトースター作りで、著者が課しているルールは以下の通り。 店で売ったときに、トースターといえるものを作る。ただのたき火をトースターと言い張るマネはしない 部品の全てを、原料から作る。すなわち、自然から採取されるものから作る。 ”産業革命以前から使われていたものと、基本的に変わらない”技術だけを利用する 読み進めていけば分かるのですが、このハードルはかなり高いです。 ②のルールがあるから、トースターに使われる銅線や電熱線、コーティングされる雲母などを手に入れるために地球上のあらゆる鉱山を行き来しないといけない。 ③のルールがあるから、