私立大阪商業大高校(大阪府東大阪市)の柔道部員だった元男子生徒(17)が、顧問教諭や同級生部員に首を絞められたり蹴られたりしたとして、暴行容疑で布施署に被害届を提出したことが17日、分かった。 同署は被害届を受理し、捜査を進めている。 元生徒の家族によると、元生徒は1年生だった昨年9月、柔道部顧問の男性教諭(25)から練習中に羽交い締めにされるなどの体罰を受けた。学校側は暴行を認め、男性教諭を停職2週間としたが、その後、元生徒は男性教諭から無視されるようになり、病院で強度のストレスによる「非アルコール性脂肪性肝炎」と診断された。 さらに今年4月には、昼休みに同級生部員に背中を蹴られ、椎間板ヘルニアを発症。学校側は「スキンシップの一つ」として暴行を認めず、元生徒側に自主退学を勧めたという。 元生徒は中学時代に好成績を収め、同高にスポーツ推薦で入学していたが、7月に奈良市の高校に転校し