日本維新の会の橋下共同代表は27日、安倍首相の靖国神社参拝に中国、韓国などが反発していることについて、「一国の責任者として先の大戦の評価を曖昧にしてはいけない。あれは侵略戦争だったと表明した上で(参拝を)理解してほしいと言えば、すっきりするんじゃないか」と述べ、中韓両国に説明を尽くすべきだとの考えを示した。
安倍晋三首相は政権発足から1年となる26日午前、靖国神社に参拝する。首相による靖国参拝は平成18年8月の小泉純一郎首相以来、7年4カ月ぶり。首相は第1次政権時代に参拝しなかったことについて、かねて「痛恨の極み」と表明しており、再登板後は国際情勢などを慎重に見極めながら参拝のタイミングを探っていた。「英霊に尊崇の念を表するのは当たり前のことだ」と主張し続けた首相が、参拝に反発する内外の圧力をはねのけ、参拝を実行した意義は大きい。 「痛恨の極みとまで言った以上、その発言は重い。戦略的にも考えている」 首相は25日夜、周囲にこう語り、靖国参拝の可能性を示唆していた。10月半ばにも周囲に「年内に必ず参拝する」と漏らしていた。 首相は昨年12月、いったんは就任翌日の27日に靖国に「電撃参拝」することを計画したが、このときは周辺に慎重論が強く、見送った。就任直後でまだ中国、韓国など近隣国や同盟国の米国
小泉氏参拝より挑発的=英紙 【ロンドン時事】27日付の英保守系高級紙デーリー・テレグラフは、日中韓など東アジアでの緊張の高まりを懸念する社説の中で、安倍晋三首相の靖国神社参拝について「この困難な状況で最も不要な新たな挑発を行った」と批判した。過去に参拝した小泉純一郎首相在任時よりはるかに緊張が高まっているこの時期の参拝は「一層挑発的な振る舞い」と指摘した。 社説は、東アジアの現状を第1次大戦前の欧州と比較する一部の見方は大げさだとしながらも、張り合うより協力した方が得るものが大きいことにすべての当事者が気付かない限り、「この地域は非常に不幸な新年を迎える恐れがある」と警告した。 (2013/12/27-20:30)
安倍晋三首相が26日に靖国神社を参拝した後、自身のフェイスブック(FB)で参拝の「報告」を行ったところ、賛同を意味する「いいね!」の数が4時間あまりで3万件を超えた。首相のFBでの書き込みに対する「いいね!」は最近、多くても1万5000件程度だっただけに、靖国参拝は短時間で異例の高い支持を集めた。 首相は昼前に参拝した後の午後2時ごろ、FBに写真入りで参拝について「御霊安らかなれとご冥福をお祈り致しました」と報告した。「いいね!」の数は直後から増え続け、約1時間後に1万件を突破。午後7時前に3万件を超えた。 首相のFBはもともと人気が高いが、「いいね!」が2万件を超えることは珍しい。コメントの数も2000件を突破し、「よくぞ参拝してくれました」「ありがとうございます」といった肯定的な意見が目立った。
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