コロンビアサッカーの台頭は目覚ましい。 ハメス・ロドリゲス(スペイン、レアル・マドリー)を筆頭に、ラダメル・ファルカオ(フランス、モナコ)、ファン・クアドラード(イングランド、チェルシー)、カルロス・バッカ(イタリア、ACミラン)、ファン・キンテーロ(ポルトガル、FCポルト)など世界各国に有力選手が散らばっている。今や「コロンビア銘柄」は、アルゼンチン、ブラジルに迫る勢いがある。 その理由は、育成年代の充実が挙げられるだろう。相応して国内リーグも活発化。南米王者を決めるリベルタドーレス杯は、同国のアトレティコ・ナシオナルが頂点に立ったばかりだ。 リオ五輪のコロンビアはフルメンバーには程遠く、盤石ではない。4-4-2で挑んだ開幕のスウェーデン戦も、押され気味だった。ウィルマル・バリオス、セバスティアン・ペレスのボランチはポジションを動かされ混乱。受け身に立った。しかしカウンターの精度は折り紙