およそ18年ぶりに揃って顔を合わせた宮原(左)、金古(中央)、千代反田(右)の同級生トリオ。“赤い彗星”を伝説のチームに押し上げた王者たちだ。写真:佐藤香織 画像を見る 1999年1月8日、国立霞ヶ丘競技場。全国高校サッカー選手権決勝は、2年連続で同じ顔合わせとなった。 追いすがる“カナリア軍団”帝京を振り切り、堂々の大会連覇を達成した“赤い彗星”東福岡。前年度の3冠達成時もレギュラーとして活躍したMF宮原裕司、DF金古聖司、そしてDF千代反田充の3人は、2年連続で攻守の中軸を担った。 その後、伝説の同級生トリオはプロの道へ進み(千代反田は筑波大学経由)、Jリーグや異国の地で確かな足跡を残した。やがて現役を退き、それぞれのセカンドキャリアを歩むこととなる。ひとりは指導者S級ライセンスを持つJ下部組織の監督、ひとりは埼玉の伝統校で新境地を開拓し、もうひとりはサラリーマンとなり、大企業の営業マ