民主化勢力「国民民主連盟」(NLD)本部で記者会見に応じるアウンサンスーチーさん=ヤンゴンで2011年11月14日、本紙通信員撮影 ミャンマーの民主化運動指導者アウンサンスーチーさんが14日、自宅軟禁から解放後1年に合わせ、ヤンゴン市内の民主化勢力「国民民主連盟」(NLD)本部で記者会見した。スーチーさんは政権が政治囚の釈放を進めていることについて、「今後新たに政治犯として(民主化活動家らが)拘束されないとの保証はない」と述べ、法の支配の確立が重要だと訴えた。 インドネシアで17日に開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議で14年のミャンマーの議長国就任問題が主要議題となっており、「民主化」をアピールして米欧の経済解除などを狙う政府に対し、より一層の努力を促した形だ。 スーチーさんは会見で、いまだ解放されていない政治囚の人数について、NLDの集計として計591人と明かす一方、「(民