1970年代、日本のウーマン・リブの先駆者として運動を牽引した田中美津さん。76歳の今も鍼灸師として働くかたわら、講演活動やライフワークである沖縄の基地問題解決に向けて精力的に飛び回っている。そんな田中さんに4年間密着したドキュメンタリー映画「この星は、私の星じゃない」の上映が18日、関西地方で始まった。公開初日を記念し、この日は田中さんが神戸と大阪の劇場に登場。性被害の告発、体験の共有を通じて社会の改善を求める近年の「#MeToo」運動にも触れつつ、ウーマン・リブとフェミニズムの違いなどについて持論を展開した。 【写真】沖縄での基地問題にも身を投じる田中美津さん ■50年前の伝説的ビラ「便所からの解放」 田中さんは1970年、男性から見た女性像を“母性の優しさ=母”か、“性欲処理機=便所”かの二択から解き放つべく「便所からの解放」と題したビラを撒き、日本における女性解放運動のカリスマとな
大学入試センター試験初日。Twitterには受験生を痴漢被害から守ろうと、キーホルダーやネクタイなど黄色い物を身につけて朝から電車内を“パトロール”する人たちの報告があふれた。東京・渋谷では「まじで痴漢やめろ」と書かれたプラカードを掲げて抗議する人たちも。「痴漢は女性問題じゃなく男性問題」「世代関係なく『痴漢を許さない』という思いは一緒」。男性から中高生まで、広がりつつある連帯の現場を取材した。 【全画像をみる】「まじで痴漢やめろ」センター試験痴漢に電車内パトロールで対抗、女子中高生や男性も 大学入試センター試験初日の1月18日、Twitterには「#withyellow」のハッシュタグや黄色い小物、服装の写真と共に、「センター試験痴漢」から受験生を守るために電車に乗る人たちのツイートが、数多く投稿された。 「自分が受験生だったとき、町に溢れる『がんばれ受験生』『絶対合格』なんて文句を見る
女性専用車両は多くの鉄道会社が導入している=名古屋市で2008年11月18日、兵藤公治撮影(記事の内容とは関係ありません) 「化粧や香水の匂いがきつい」「男性の目がないからマナーが悪い」――。テレビ朝日やTBSの情報番組で最近、電車の女性専用車両でのトラブルや「乗りたくない女性」を取り上げる特集が相次いで放映された。ネット上では「トラブルは一般車両でも起きる」「専用車両をネタにした女性たたき」などと炎上。電車内の痴漢被害が多いにもかかわらず、専用車両を「男性差別」と訴え廃止を求める動きも根強くあり、「メディアは痴漢こそ問題視すべきだ」と警戒する声も上がった。ツイッター上では、ハッシュタグ「#女性専用車両は必要です」も登場し、性被害の実態を訴える声が広がっている。【中川聡子、牧野宏美/統合デジタル取材センター】 テレ朝「女性専用車両は“戦場”」 大都市圏の鉄道各社は、痴漢などの防止のために、
#MeTooに疑問を持つ弁護士 世界で「#MeToo」運動が広がる大きなきっかけとなった人物を覚えているだろうか。 ハリウッドの元大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインがセクハラ・レイプ疑惑で逮捕されたのは2018年5月のこと。当時の英紙「ガーディアン」によれば、100万ドルの保釈金を払ったワインスタインはパスポートを没収されるだけでなく、足首にGPS装置を取り付けられ、移動制限の措置がとられた。そうしないと「高飛び」されかねないからだ。 そして1月6日、ワインスタインの公判が始まったことで、欧米メディアが再び大騒ぎしている。 英公共放送「BBC」は「衰弱し、歩行補助道具を使ったワインスタインがニューヨークに姿を見せ、裁判手続きが始まった」とし、告発者たちは裁判所の前で抗議を行ったと報じた。 これからも彼の一挙手一投足は報じられることになるが、そんなワインスタインについていま、意外
中国大陸の人口がついに14億人の大台を突破した。国家統計局がきょう発表した統計によれば、2019年末までに中国大陸の総人口は、14億5万人に達した。前年末より、467万人増加した結果である。 人口は国力。だが... 人口は国力である。しかし、14億の人口を抱えるにいたった中国の前途は必ずしも明るくない。2015年まで続いた産児制限、いわゆる一人っ子政策の影響などにより、中国社会は、急速な高齢化が進んでいる。出生率の低下も続いている。 労働人口の減少、高齢化 16歳から59歳の労働人口は、2019年に8億9640万人となった。前の年より89万人の減少であり、2012年以来の8年連続減少となった。労働人口の減少は、2020年以降はさらに加速するとみられている。 経済成長は... 同日に発表された2019年のGDP国内総生産の成長率は、6.1パーセント。6から6.5パーセントと設定した政府目標は
パラフィリアとは、性的興奮を伴う極端な空想や行動が、無生物、小児、または合意のない成人を対象として、あるいは自分自身やパートナーに苦痛や屈辱をもたらす形で、常習的にみられる状態です。パラフィリア障害とは、パラフィリアのうち、本人に苦痛を与えているか、本人の日常生活に支障をきたしているもの、もしくは他者に危害を及ぼしているか、その可能性があるものをいいます。 パラフィリアには多くの種類があります。パラフィリアの対象としては、様々な物、状況、動物、人(子どもや合意のない成人など)があります。性的興奮がこうした対象の使用や存在に依存している場合もあります。こうした性的興奮のパターンは、通常は小児期後期から思春期ごろまでに確立され、いったん確立されると生涯続くことが多いです。 健全な成人の性的な関係や空想の中で、性行為にある程度の個人差がみられるのはごく普通のことです。人は互いの合意の下で、愛情や
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