このコラムも前回に更新してから間が空いてしまった。編集者からも督促されてしまったが,2月は卒論,入学試験,報告書作成に決算と大学人は忙しい。寝る前に6人分の論文を添削して電子メールで送信すると,起きたときには修正版が届いている。このような生活ではコラムを書く余裕もなかった。ご勘弁を。 さて,大学生と私の関係だが,私は指導教員と呼ばれて,彼らを指導する立場である。しかし,実態は彼らに使われているといったほうがよい。似た立場のものに,IA懇談会がある,これは生産システムに関わる17の標準化団体が情報交換する場であり,私が座長を務めさせていただいている。 丁重な,または卑屈な言葉遣いで分かるように,座長は偉くない。どの団体も世界で一番と思っている猛者である。私の命令で動くほど柔ではない。しかし,ここから製造業XML推進協議会が生まれた。もう一つの成果物が,2004年と2006年に標準化団体が一同
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