22日に通常国会の会期末を控え、菅直人首相は21日夜、民主党の岡田克也幹事長、枝野幸男官房長官と首相公邸で会談し、会期を8月31日まで70日間延長する方針を固めた。これで8月末までの首相の続投が確実となった。岡田氏は22日に野党側と最終協議をして理解を求める考えだが、政府・与党が延長幅を二転三転させたことに野党は反発を強めており、国会は今後も荒れ続ける公算が大きい。 岡田氏は21日午前、自民党の石原伸晃、公明党の井上義久の両幹事長と都内で会談し、第2次補正予算案と特例公債法案の成立、再生エネルギー特別措置法案の審議入りと引き換えに首相が退陣する旨を伝え、8月11日までの50日間の延長を打診した。首相の退陣時期に関しては「第3次補正予算案は新首相が対応する」と明記した確認書を交わすことで大筋合意した。 この後、岡田氏が首相官邸に赴き、首相に合意内容を説明したところ、首相は退陣時期の文書化に強