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ブックマーク / note.com (172)

  • 子どもが能動的に学習するまでの事例集|shinshinohara

    どうやったら子どもが勉強するようになるのか?という質問が複数。いくつか事例を紹介してみようと思う。 私の父は二つの小学校のガキ大将(どうやって?)だったのだけど、一緒に遊んでた悪ガキが、中学に入ってしばらくすると学年でダントツの1位になったという。 その同級生は、父親から「中学生になったら、お父さんと机並べて勉強するぞ」と言い渡されていたという。で、仕方なく毎晩机に向かっているうちに、宿題でもするか、試験前の勉強でもするか、となるうち、学習が楽しくなってきて、瞬く間に学年一番になったという。 私もそれに近いことを。中学2年の冬、ある事件をきっかけに、父が受験勉強(証券マンになる資格試験)をしてる横で机を並べることに。それまで勉強する習慣なんかないから、とにかく落ち着きがない。イスをギーコギーコ。のけぞったり突っ伏したり。教科書の間にマンガ挟んで読んだり。 しかし父は私がサボってるのに気づか

    子どもが能動的に学習するまでの事例集|shinshinohara
  • 「情報を抱え込む」から「情報を捨てる」へ|shinshinohara

    「勉強できない子」は複雑に考えすぎてこんがらがってる、ということを指摘したらえらくバズったけど、実は私自身がそうした子どもだった。「太郎君は徒歩で、花子さんは自転車で駅に向かった」という文章題を読むと、「なんで花子さんは太郎君を乗せて上げんかったん?二人乗りアカンから?」 計算をする際、太郎君や花子さんであるという重要な情報も捨てずに活用しなければ。徒歩であるというのと、自転車でというのも大事な情報、捨てちゃいかんよな、などと複雑に考えていたら、一体どこからどう手をつけたらよいのかわからず、式を立てることすらできなかった。 文章題の3行目を読む頃には、1行めに書いてあったことを忘れてる。また繰り返し読むのだけど、頭に入ってこない。今思えば、すべての情報を捨ててはいけない、という恐怖があり、抱えすぎた情報量に頭がパンクしていたのだと思う。 その悪循環から抜け出すきっかけを得たのは、国語の先生

    「情報を抱え込む」から「情報を捨てる」へ|shinshinohara
  • 驚くことができない3つの原因|shinshinohara

    (子どもや部下の様子に驚いた方がよいとわかっていても驚けない、というご意見に対し) 驚くことができない原因として、3つ考えられます。 ①期待・当然視 ②教える ③観察不足 まず、①について。 これぐらいのことはできて当然と当然視したり、「これくらいのことはしてほしい」と期待してると、その通りのことが起きても驚けなくなります。期待した通りのことが起きただけだから。 ②について。教えてしまうと、教えた結果としてできてほしいと思ってしまうから、①の状態になってしまいます。すると、驚けなくなってしまいます。 ③について。そもそも、その子が今何ができていて、何ができないのか、観察できてないことが原因のことが多いです。 観察できてないのに、根拠なしに「できるはず」と思い、できても当然だと考えて驚かず、できなければ「なぜできない?」と苛立ったり。期待や当然視は、よく観察できてないことから発生していると思

    驚くことができない3つの原因|shinshinohara
  • 終わるためのプロジェクトチームと、続くためのプロダクトチーム|市谷 聡啓 (papanda)

    チームにとってミッションが起点となり、相当なる影響を与えることが分かる。チームとしては、ミッションを果たすために必要なケイパビリティを構想し、その実装を意図的に仕組んでいく。つまり、ミッション実現のための直接的なワークと、自分たち自身を強くするための営みとを並走させていくことになる。 では、チームとはミッションが実現できれば、役割を終えて終わるしかないものなのだろうか? そういうケースもある。「プロジェクト」という概念はそういうものだ。一方で、単一のミッションを越えた活動もある。 より上位のミッションも見据えて動くチーム、ビジョンやパーパスといったミッションとは異なる時間軸の目的を担ったチーム。分かりやすく言えば「プロダクト」や「事業」を背負っているチームは、こちら側になる。こうした狙いを持つべきチームでありながら、一年ごとに組織上の慣習としてチーム構成を大幅に変更する、あるいは解散してし

    終わるためのプロジェクトチームと、続くためのプロダクトチーム|市谷 聡啓 (papanda)
  • 子どもも大人も老人も、驚かすのが大好き|shinshinohara

    (子どもと大人は接し方を仕分けるべきだという意見に対し) ここは、子育てや部下育成で重要になる分かれ目で。「その先」があるのを承知していても、目の前のことを見事達成できたことに「驚く」か、「まだまだその先があるんだぞ、その程度で満足してちゃいけない」と「驚かない」かで、その後の意欲が変わってしまいます。 前者だと、その先に進もうという意欲が生まれます。何かを達成したらこの人を驚かすことができる、という体験が、その先に進み、見事達成することで、ことでこの人を驚かせよう、という企みをするようになるからだと思います。 でも後者だと。 この人は、何かを達成しても驚かないんだ、その次を目指すべきだと言うけれど、きっとそれを達成しても「その次がある」と言って、驚かないんだろうな、ということを推察します。すると、子どもや部下は辟易します。いつまで経っても自分を下に見下げるだろうな、ということを察して。

    子どもも大人も老人も、驚かすのが大好き|shinshinohara
  • 分かりやすい説明とは、相手に合わせて言葉を選ぶこと|shinshinohara

    わかりやすく説明するスキルは、専門用語のような難しい言葉をかみ砕くことか、というご指摘を頂いた。それで気がついたけど、「なんか違う」。難しい言葉を日常用語に置き換えたらわかりやすいかというと、そうでもない。ではどうすればよいのか。 昔の「朝まで生テレビ」で、客席から意見を聞くことになり、東大生と名乗る学生が意見を言った。が、それはまさに新聞か週刊誌で読んできたような、他人の意見のコピペと感じさせるものだった。パネリストから「そんな人からの受け売りでなく、自分の意見を言いなさい」と言われたら、その学生、 顔を真っ赤に怒らせて「私は自分の意見を言っています!」と反論。しかしその反論はパネリストたちの失笑を招いてしまった。余計に怒ってる学生、可哀想に思ったが、やはり私も「受け売りだな、自分の意見を持っていない、自分の言葉で話せていない」と感じた。でも、あれ?と思った。 自分の意見、自分の言葉って

    分かりやすい説明とは、相手に合わせて言葉を選ぶこと|shinshinohara
  • 「頭が悪い」なんて死ぬまで分からない、死んでも分からない|shinshinohara

    私は「できる子」をさらにできるようにすることにはほぼ関心がない。このため、子どものころから成績優秀だったという友人から「篠原の話、俺にはあまり当てはまらない」と言われるのだけれど、当たり前。なぜなら私の関心の外だから。私の関心は、「できない」とみなされている子への対策。 近年、勉強のできない子は、先天的にできないのだとみなす大人が少なくないのが気になる。もっと踏み込めば、気に入らない。「できるはずだ」と決めつけるのも子どもにプレッシャーを与えるので慎重にしたいが、「できないに決まっている」という決めつけは、はっきり言って大嫌い。 私が小学5,6年のころ、勉強がどうにも苦手だった。親戚の中で一番悪い成績。「僕は頭が悪いから」と言ったところ、父が言った。「頭が悪いかどうかなんて、死ぬまで分からない。死んでも分からない」その後、折に触れ、同じことを何度も私に繰り返した。 このことを、私は子どもを

    「頭が悪い」なんて死ぬまで分からない、死んでも分からない|shinshinohara
  • 親は、子どもが能動的に学び取るための「反応器」に|shinshinohara

    昔、私の講演にいたく感動(?)したという家電メーカーの方から「社内で紹介したいです!資料を頂けませんか?」と頼まれたので渡した。 数日後、電話がかかってきた。「ご講演はすごくわかりやすくて理解したつもりだったのに、いざ話そうと思ったらまったく説明できず。もう一度教えてくれませんか?」 私の塾に、中3にもなるのに言葉がほとんど話せない、字が書けない子がいた。サッカーでレギュラーなくらいだから頭は悪くないはず。原因を探ると、赤ん坊のころ、夫婦離婚し、お母さんはおばあちゃんと同居、仕事へ。テレビの前に置くとおとなしいので、テレビに子守りさせていたという。 心理学の教科書には、「テレビに子守り」させると言語が遅れる、という事例が紹介されている。その子はその典型だった。仕事で疲れたお母さんは、子どもに語り掛けたりをあまりしなかったらしい。テレビに子守りさせて、ほとんど対話をしなかったら、言語が決定的

    親は、子どもが能動的に学び取るための「反応器」に|shinshinohara
  • どうしても口出ししてしまうのはどうしたらよいか?|shinshinohara

    子どもにあれこれ言わないほうがいいのは分かっている、分かっているけど黙っているのが難しい、言わずにいられない、というご意見があった。それはそうだと思う。たぶん、人間の能に刻み付けられている。こうしたほうがいいのに、という思いがあると、言わずにいられない能が。 何かで困っている人がいて、それをどうすればいいのかこちらが見当がついたとき、「ちょっと貸してみ」と言いたくなる能が、人間にはあるらしい。こうしたらいいのに、という思いが湧くと、もうそれを言わずにいられない。実行せずにはいられない。人間はそういう生き物であるらしい。 では能なのだからもう諦めて、能の赴くまま、言いたいことをいい、口出ししたいことを口出しすればよいのかといえばさにあらず。やはり口うるさく言うと子どもはやる気を失う。言えば言うほど逆効果になる。そうなるほど、「そっちじゃない!」と言いたくなる。悪循環。 口を出さずに

    どうしても口出ししてしまうのはどうしたらよいか?|shinshinohara
  • 空気を読まない希少種は保護し、増やさねばならない|shinshinohara

    唐の皇帝、太宗は、皇帝に対して耳の痛い意見(諫言)を伝える諫官という職をわざわざ置いたという。皇帝が自分の好きなようにだけし、誰もそれを止めないならば、国全体がおかしな方向に進む恐れがあるからだ。 https://www.dailyshincho.jp/article/2023/10070600/?all=1 民主主義において「諫官」にあたるのがマスコミ。だからイギリスもアメリカも、マスメディアの独立性を大切にした。時には「その報道おかしいやろ」と思い、不満をぶつけたくなることがあってもマスコミを潰してはならないと考えてきたのは、この諫言機能が極めて重要だということを知っていたから。 ではマスコミが常に正しいかと言ったらそんなことはない。人間のやることだから間違うことが多々ある。それはいくら何でも行き過ぎだろ、ということもある。けれどそれでも大切な機能。それは肉体で例えるなら、交感神経と副

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  • たまごへびが教える最高においしいたこ焼きの作り方|たまごへび

    こんにちは。たまごへびです。 今日は、ぼくが学生時代に研究していた「たこ焼き」について、書いていこうと思います。 1.はじめにぼくが大学生のころ、なんの前触れもなくたこ焼きにドはまりしました。 たこ焼きの研究団体を立ち上げ、学生時代の4年間、週1以上のペースでたこ焼きを焼き続ける狂った生活を過ごしていました…。 家に積みあがるたこ焼き器、冷蔵庫で寝かせられた大量の生地、一人暮らしに似つかわしくない鰹節削り器、、。 また、たこ焼き生地研究のための合宿、学祭への出店、ちょっとだけですが、焼いている姿がテレビに撮影されたことも…。 いま思えば、何故、あれほどたこ焼きに執着していたのかはわかりません。 それでも、ぼくの作るたこ焼きは最高においしいと、自身を持って言うことができます。 今日の記事は、僕のたこ焼きに関するスキルとマインドを、惜しみなく、みなさまにお伝えする内容となります。外出自粛のいま

    たまごへびが教える最高においしいたこ焼きの作り方|たまごへび
  • 能動性は後天的に奪われる|shinshinohara

    能動的な人間は生まれつき能動的、そうでない人間を能動的に育てることはできない、というご意見を頂いた。しかし私は全くそれに同意できない。赤ちゃんは恐ろしく能動的だからだ。言葉を話せとも言わないのに言葉を話し、立てとも言わないのに立とうとする。恐るべき能動性。 能動性は、むしろ後天的に奪われるのだと思う。子どもが言葉を話せるようになると、大人は先回りして教えたくなる。よかれと思って。子どもにたくさんの知識を身に着けてほしいと願って。自分にできなかったことを子どもに成し遂げてもらおうと思って。ところが、先回りされた子どもの方は。 ゲッソリする。興味を示した途端に「それはね」と親が先回りし、たくさんの情報を与えてお腹いっぱいにする。子どもは「もういらない」になる。子どもは先回りされると、次第に能動性を失う。面白くなくて。推理小説を読み始めたら真犯人やトリックを教えられてしまったようで、ひどくつまら

    能動性は後天的に奪われる|shinshinohara
  • 「失敗する恐怖」を解除すると観察力を取り戻し、結果として失敗しなくなる|shinshinohara

    人材育成に力を入れるゆとりなど現場にない、という声をよく聞く。どこも人手不足で、実際、余裕のある現場はなくなってきているように思う。しかし中途半端な人材を現場に入れたら大混乱、余計にゆとりを失いかねない。だから私は新人研修に一切手抜きをせず、一ヶ月の余裕をこじ開けるようにしてる。 一ヶ月の間、なるべくたくさんの失敗を重ねてもらい、 ・「失敗したらどうしよう」と硬直し、萎縮する「呪い」を解除する。 ・ともかく「観察する」クセをつける。 を意識する。ただし、失敗は深刻な問題にならないものでたくさん経験してもらう。それでも新人さんは「失敗しちゃった!どうしよう!」 私は「せっかく失敗したので、どうせだから何が起きたのか観察して楽しみましょう。ここはどうなっていますかね?」と問いかけ、見た通りを答えてもらう。こうして着眼点を示しながらどうなってるかを答えてもらうと、観察するクセがついてくる。その時

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  • 失敗しないようにするためには、失敗を楽しむこと|shinshinohara

    失敗しないように指導するには、たくさん失敗してもらうことが大切。 失敗しないようになってもらうには、失敗する恐怖を解除することが大切。 そんなふうに思うけど、実際には失敗させないように、失敗を恐怖するように指導されることが多い。しかしそうするとものすごく失敗するようになる。 なぜか。失敗させてもらえず、正解だけ教えられると、なぜそれが正解なのかがわからない。他の方法でもうまくいく気がする。手を抜いても大丈夫な気がする。何の工夫もなく、言われたことだけをやるのはつまらなく、退屈。だからついつい別の方法を試そうとして大失敗したりする。 変なこと試されて大失敗されたらかなわないので、変なことを試さないように、失敗を恐怖するよう指導が行われたりする。すると、もう言われたことしかできなくなる。失敗したらどうしようと恐怖して。事細かにどうしたらいいかを聞いてその通りにしようとする。しかし自分で考えよう

    失敗しないようにするためには、失敗を楽しむこと|shinshinohara
  • 「反省」するのは大切な人がいるから|shinshinohara

    「しょせん他人事ですから」って漫画で、子どもがしでかしたことに親子で謝りに行くシーンがある。けれど子どもは芯からは反省しておらず、親にも真実を告げておらず、のらりくらりな態度。被害者は許せないと激昂。事態の深刻さにようやく気がついた父親が土下座し、「申し訳ありませんでした!」 事態が飲み込めず、どこかキョトンとした息子。父親と一緒に風呂に入り、父親がみっともなく土下座してる様子を思い出し。そこまでしてくれた父親が「同じ失敗を繰り返す当のバカにだけはなるなよ」とだけ息子に笑顔で。そこで初めて、なんてことをしたんだと強く後悔の念が襲い、「ごめんなさい」。 「反省させると犯罪者になります」というがある。ふつう、悪いことをしたり人に迷惑をかけたら謝罪させ、反省させようとする。ところが反省(心から悔い、被害者に済まないという思いを抱くこと)というのは、どうも人間心理としてはそれでは起きにくいらし

    「反省」するのは大切な人がいるから|shinshinohara
  • 「君、オモロイやっちゃな」という他者肯定感が自己肯定感を固める|shinshinohara

    自己肯定感について、パート2。 西加奈子さん「きりこについて」の主人公は両親からかわいい、かわいいと言われて育って、自分の可愛さを微塵も疑わない「自己肯定感」を持っていた。しかし学校に通うようになると、第三者には可愛くないらしい、という現実を突きつけられ、混乱する。 ほめて育てて自己肯定感を高めよう、という話があるけれど、親がいくらほめても第三者が同じ評価を下さない場合、ひどい場合は「親に騙された」と感じる。親が与える「自己肯定感」は「客観性がない」と感じ、第三者からの評価こそ客観性があると考えると、自己肯定どころか自己否定に一気に転落。 現実離れした自己肯定感は、「どうも自分はそうでもないらしい」という現実にぶち当たったとき、一気に崩れ去る。崩れ去る際に、そこは否定しなくてもいいんじゃないのと思うものまですべて破壊してしまう。ほめて作られた自己肯定感は、どれだけ堅固に作ったようでも他者か

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  • ラーメン屋の成功と修正資本主義|shinshinohara

    この話を読んで、ヘンリー・フォードを思い出した。フォードは自動車製造会社を設立。しかし当時アメリカは自由主義の時代、労働者は低賃金、長時間労働。腕の良い労働者はどんどん辞めるし、自動車は故障が多く、会社の経営はなかなか安定しなかった。 https://twitter.com/namikishida/status/1698409809752826021?t=Dp-GapAWvQAhVzVnX6PTzw&s=19 そこでフォードは、それまでの工業経営ではあり得ない大胆な改革を行った。1日8時間労働、週休二日、給料は他の工場の3倍払うという破格の待遇。 とこの経営者も、資家も、「そんなの労働者をつけ上がらせるだけ、やめておけ、会社を潰す気か?」と忠告、批判した。 ところが。腕の良い職人が定着し、労働時間が短いから集中力があり、不良品はぐんと減り、自動車の製造数を大幅に増やすことができた。しかも

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  • 部下のパフォーマンスを落とす関係性、部下のパフォーマンスを最大化する関係性|shinshinohara

    関係性から考えるものの見方(社会構成主義)、たぶん第13弾。 賢すぎる人(自分の賢さを隠そうとしない人)のもとではなぜか人が育たない。そのリーダーの能力以下の人間ばかりになる。そして「うちには人材がいない」と嘆くことになる。なぜそうなるだろうのか? 「上司の下手ゴルフ」をイメージするとわかりやすいかもしれない。上司がゴルフに自信満々だった場合、部下はそれより上手いところを見せるわけにいかないと考える。「どうだ!」と自慢する上司に「とてもかないません」とお上手を言い、上司に勝たないように気をつけてプレーする。 孔明は不世出の天才として評価されることが多い。しかし天才だったからこそ、蜀から人材を消してしまったように思う。 蜀を攻めた時、劉備は「こんなにも人材がいるとは」と驚いている。しかし劉備が死に、孔明が国を仕切るようになると、孔明は「人材がいない」と嘆くようになった。 孔明が蜀から人材を消

    部下のパフォーマンスを落とす関係性、部下のパフォーマンスを最大化する関係性|shinshinohara
  • 僕はどうしてALPS処理水海洋放出を「完全に安全」と言うのだろう|kikumaco

    東電福島第一原発敷地内のタンクに溜めてある「ALPS処理水」の海洋放出がついに始まりました。マスメディア(朝日新聞と毎日新聞がその代表でしょう)や反対派の政治家(社民党・共産党れいわ新選組に立憲民主の一部)などが相変わらず人々の不安を煽っていますが、なんら危険はないので、粛々と進めることを願っています。福島の完全復興に向けたプロセスのひとつです。 漁連は風評被害を心配しています。それは理解できます。では、その風評は誰が作り出しているのか。煽っているの(いわゆる風評加害者)は上に書いたメディアや政治家です。来なら科学的に正確な情報で人々の不安を解消するために働くべきメディアや政治家が悪質な放射能デマを振り撒くのは許せません。メディアの中でも読売や産経は風評払拭の方向で頑張っているように思えます。逆に朝日・毎日は処理水放出が悔しくてたまらないようです。SNSではそういった情報に踊らされた「

    僕はどうしてALPS処理水海洋放出を「完全に安全」と言うのだろう|kikumaco
  • 米国からマイナンバーを擁護する ー あるいはフラットモデルの災厄について|ミック

    新政権のデジタルガバメント構想の一環として、マイナンバーが日でも再び注目を集めている。健康保険証や免許証との一体化や、銀行口座との紐づけなどを通して、国民IDとしての機能強化を目指す方向だ。 マイナンバーは、その仕組みの複雑さと不便さ、セキュリティに対する漠然とした不安、国家による監視強化への恐怖など、様々な観点と相反する国民感情が混然一体となるトピックであるため論点を整理しにくい。稿は、このマイナンバーについて、米国の(実質的な)国民ID制度であるSSN(Social Security Number:社会保障番号)を参照点として理解を深めてみようという趣旨のテキストである。特に、国民IDのセキュリティの要衝である認証(人確認)にフォーカスする。「マイナンバーマイナンバーカードの違いってなに?」とか「なぜマイナンバーは他人に知られても大丈夫なの?」という素朴な疑問にも、認証における

    米国からマイナンバーを擁護する ー あるいはフラットモデルの災厄について|ミック