横浜・みなとみらい(MM)21地区の地下を通る自動車用の「みなとみらいトンネル」(全長約1.3km)が19日、平成11年の事実上の完成から14年をへてようやく開通した。周辺の交通量が当初想定の1日約4万台を大幅に下回っていたため、開通が見送られてきたが、昨今のにぎわいで供用開始が決まった。 同日午前の開通イベントでは、近くの横浜市立本町小学校の3年生93人がトンネルの渡り初めを行い、約20分で通り抜けた。和田花奈子ちゃん(8)は「トンネルは大きくて涼しかった。掘った人はすごいと思う。今度は車で通ってみたい」と笑顔を見せた。 トンネルは昭和61年に着工し、約300億円をかけて完成。MM21地区では今年6月に大規模ショッピングモールがオープンを予定するなど、1日に約2万台の交通量増加が見込まれ、渋滞緩和のためトンネルの開通が決まった。