「会話中に自然と身振り手振りが出てしまう」ことはあるものです。 実際、インタビュー記事の写真には、著名人が手を動かしながら説明している瞬間が収められています。 こうした写真は、「IT業界の社長はろくろを回す」などとコミカルに表現されることもありました。 そして最近、大阪公立大学大学院現代システム科学研究科に所属する牧岡 省吾(まきおか しょうご)氏ら研究チームは、手を拘束すると、意味を処理する脳活動と言語化の速度が低下すると報告。 「手の動き」と「言葉の意味を処理すること」には、密接な関連性があったようです。 研究の詳細は、2022年8月8日付の科学誌『Scientific Reports』に掲載されました。