プロティビティ ジャパンは8月5日、プライベートセミナー「コーポレートガバナンスセミナーシリーズ6」を開催。基調講演では松下電器産業 常務取締役 鹿島幾三郎氏が「松下電器産業株式会社における全社的リスクマネジメントの取り組み」と題した講演を行った。 米国SOX法適用に伴い、問題点を洗い出し 松下電器は連結対象会社555社で、2007年度の売上高は9兆689億円、営業利益は5195億円、従業員数30万5828人に上る。また海外の売上比率はちょうど50%だという。その松下はNY証券取引所に上場していることから、2006年4月から米国SOX法の適用対象となった。 それに伴い、同社が2005年に外部監査人に評価を依頼したところ、「リスクマネジメントを統合する機能がなく、本社職能・委員会は個別に事業ドメインを支援」「事業ドメインごとに独自のリスク管理・評価を実施し、整合性がない」「リスクマネジメント
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