対策パッチがCPU性能の低下をもたらす理由今回の脆弱性は、IntelがCPUの処理性能を高めるために用意した「仕組み」に存在するモノ。大雑把に言えば、メモリとのやり取りを高速化(予測、推測、投機的実行などなど…)する仕組みのことで、ここに脆弱性が存在していた。 パッチを当てることでメモリとやり取りをする時にセキュリティチェックを噛ませられるようになるが、その分余計な時間が生じるため処理性能が落ちてしまう可能性がある。 メモリ(キャッシュ)とのやり取りが少ないアプリほど影響は少ないキャッシュレイテンシが遅いCPUほど影響を受けやすい仕組みから推測される可能性は以上の通り。要するにショボいCPUほど悪影響を受けやすいということになるが、ひとまずデータを見ていってみよう。 最新世代なら性能低下を体感するのは「不可能」米TechSpotが「Patched Desktop PC: Meltdown
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