トップ > 社説・コラム > 社説一覧 > 記事 【社説】 “オレ竜”の花道だった 落合・中日の8年 Tweet mixiチェック 2011年11月21日 オレ流の精華のような日本シリーズの戦いぶりをファンの心に焼き付けて、落合博満監督は花道を去る。お疲れさま、ありがとう。監督、そして竜戦士。 惜しかった。だが、不完全燃焼ではないはずだ。落合博満監督がチームの采配を振るのはこの日が最後。背番号66はすべての仕事をなし終えて、昇竜が天を差すように、決戦の地を後にした。 オレ流野球の集大成 レギュラーシーズンを制した者同士、しかも互いに連覇、だが、ソフトバンクは昨年、CSファイナルで涙をのんだ。中日はロッテとの日本シリーズで引き分けを含む七試合を戦って、あと一歩及ばなかった。両雄とも「完全優勝」という忘れ物がある。譲ることのできない真の頂上決戦だった。 「実力のパ」の中で、今年の鷹(たか)は