新型コロナウイルスの影響が続く中、皇居では、およそ3か月ぶりに宮殿行事が行われ、天皇陛下が外国大使の着任に伴う儀式に臨まれました。 午前中、新しい外国大使が本国からの信任状を天皇陛下に手渡す「信任状捧呈式」が行われ、トンガとルワンダの大使が宮殿の車寄せに到着しました。 大使の送迎には馬車が多く使われますが、24日は沿道に見物客が集まらないよう自動車が使われました。 このあと、天皇陛下が「松の間」で儀式に臨まれました。 全員がマスクを着用する中、それぞれの大使が天皇陛下の前に進み出て、国王や大統領からの信任状を手渡しました。 この際も十分な距離が保たれ、天皇陛下はふだんとは違って握手はせずに、ことばを交わされていました。 宮内庁は、今後も儀式や行事の内容や重要性を考慮しながら宮殿行事を行っていきたいとしています。