台風21号は「猛烈な」勢力に発達しています。台風の強さは最大風速で決まり、「猛烈な」勢力とは一番強いランクです。9月1日(土)には発達のピークを迎え、中心気圧は905hPaまで下がり、中心付近の最大風速は毎秒55メートル、最大瞬間風速は80メートルと、今年発生した台風では最強となりそうです。(今年、これまでに「猛烈な」勢力に発達したのは台風3号と8号で、そのうち8号は中心気圧915hPaまで下がりました。) 台風21号を衛星画像で見ても、眼がはっきりしており、眼を取り巻く雲が発達しているのが分かります。 台風21号は2日(日)以降、発達のピークは越えるものの、「非常に強い勢力」で日本の南へ進むでしょう。予報円の中心を進めば4日(火)の後半から5日の午前中くらいにかけて、本州に上陸し、縦断する予想です。まだ予報円が大きく、進路や進む速度の予想に幅があるような状況ですが、週明けの列島に大きな影