この休暇中、日本でとある友人と話したときに、改めてこんなことを聞かれた。 「アメリカ人から見て、日本って相変わらずエキゾチックなところなんでしょうかね?ぶっちゃけ、どんな感じなんですか?」 休暇突入前、ブログのコメントで散々叩かれるケースが続いたが、そのひとつが「日本はもうダメ」論争。私自身はこの中ではのらりくらり作戦で対処したつもりだったのだけど、「シリコンバレー在住コンサルタント」軍団の一人としてそれなりに火の粉を浴びたわけだ。それで、叩かれた以降沈黙する中で少々考えていたことともちょうど合う質問でもあったので、私は即座に答えた。 私「例えばフランスあたりみたいな、そんな感じじゃないですかね。ま、私的なおおざっぱな言い方ですけど。」 友「え?そんなにいいイメージなんですか?」 私「いいかどうかはわかりませんけどねぇ。とにかく、英語は通じなくて、カルチャーや歴史はアメリカと違う見所があっ
例えば旦那がDVやモラルハラスメントの常習者で、ことあるごとに奥さんをぶん殴り罵倒していたとする。 この場合の構造はシンプルで、旦那は加害者で妻は被害者だ。それ以外何もない。 で、妻が子供を産み、旦那の暴力が妻と子供に向かうとする。この場合は、旦那を加害者とすると殴られている妻と子供が被害者になるわけだが、被害者の一人である子供から見れば、さっさと離婚や別居に踏み切らない母親、DVを受けざる得ない環境に身を置かせ続けた母親も立派な加害者、DVの共犯だったりする。 よくあるブラック会社の話もそうで、ブラック社員というのは理不尽な仕事を経営者から押しつけられ、残業地獄にあえいで苦しんでいる被害者なのだが、もうひとつ高い視点から見てみると、ブラック社員はブラック経営者とともにダンピングを繰り返し、定時に帰る社員に罪悪感を植え付け、健全な経営を目指すホワイト企業を倒産に追い込み、日本の労働環境を世
サッカーを仕事にしてやると思ったのは、 たしか大学一年生の時だった。 すぐさまサッカーサイトを立ち上げ、 それがNumberや各種雑誌に取り上げられて、 俺の勘違いは始まった。 おれ、イケんじゃね? Numberに載ったことが影響してか、 ただのサッカー好きな大学生に、 サッカーの原稿を書いてくれと仕事がきた。 翌シーズンのリーガについて、というもので、 必死になって書いた。 書店に並んだ本とそこに書かれた自分の名前、 手にした大金を見て思った。 おれ、サッカーで飯食っていけんじゃね? 無理だった。新卒で入社したのは、 サッカーには全く関係のない出版社だった。 しかし、ここで編集スキルを身につければ 憧れのサカマガに行けると思っていた。 無理だった。配属されたのは営業部で、 それから四年もの間、全国を飛び回る営業マンをやった。 奇跡的な能無し部長が中途で入ってきた時、 退社を決意して、部長
前の貯金なくなったエントリの反応として多数の人からお金やポイントを振り込んでいただきました。ありがとうございます。 30日朝の時点で、銀行振込3件、PayPal3件、はてなポイント3件で、合計で27800円(はてなポイント含む)になりました。あと、先のエントリがホッテントリになってアクセスが集まった影響でアフィリエイト収入が数千円くらい増えた。 とりあえず破れたズボンを買い替えたり面白半分で17歳求職中ニートプログラマのid:rosylillyに1000円振り込んだりしてみた。あとは生活費に充てたり滞納してる国民年金を支払ったりしようかと思います。はてなポイントは楽天ポイントに変換して楽天市場で米とかキャットフードとか買います。ありがとうございました。 お礼ついでにいくつかの意見に返答など。 アフィリエイトで月5万円稼ぐ方法を教えてくださいとか これはなんだろ、とにかく人が集まるサイトを作
2009年04月29日19:15 カテゴリCulture 日本に留まりたかったら、一度は留学しておくべき よくぞ言って下さいました。 On Off and Beyond: 海外で勉強して働こう これまでずっとなるべく言わないようにしていたのだが、もう平たく/明快に言うことにしました。 日本はもう立ち直れないと思う。 だから、 海外で勉強してそのまま海外で働く道を真剣に考えてみて欲しい。 はてブやコメントやTBを見ると、「日本はもう立ち直れないと思う」に引っかかっている人が多いみたいだけど、現実は実はもっと厳しい。どう厳しいかというと、「海外を知らないと日本に留まる資格もない」になりつつあるということ。 以前にも書いたような気がするのだけど、私自身、海外体験がなければ「日本でやっていける」という自身は持てなかっただろう。そして私のまわりをみて、「この人は大丈夫」という人は、ほぼ一人残らず海外
こまめに銀行の預金残高をはてなグラフにつけていたんだけど、とうとう貯金がなくなってしまった。 (クリックで拡大) 思えば2007年7月に仕事を辞めたときには400万ちょっとの貯金が貯まっていて、そこから今までの2年間は失業保険をもらったり若干のアフィリエイト収入があったりはしたけれど基本的には貯金を少しずつ使いながら働かずにふらふらと生活をしており、その貯金がようやく底をついた。何か一つの事を成し遂げたような達成感がある。ようやくどうでもいい貯金を食いつぶした。 銀行口座のお金はなくなったものの若干手元にはお金が残っているし、あと毎月の若干のアフィリエイト収入とか、あとは手元の本やゲームやCDを売ったり定額給付金を貰ったりであと1、2ヶ月くらいはなんとか生きていけそうなんだけど、さすがにここまで来ると何とかしてお金を手に入れる算段をしないなあという実感が少しだけ湧いてきた。お金がないこのヒ
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/04/26(日) 02:26:23.06 ID:gwd87myS0 じゃあ俺が人に言えないことして稼いだ経験教えてやんよ(´・ω・`) 昔から俺は金に汚い人間なんだ。 真面目に働こうとかそういう気がない。楽して金を稼ごうという気しかない。 小学校の低学年の頃は、しょっちゅう親の財布から金を盗んだ。 大抵500円だったけど、一度掛け時計の裏から1万円みつけた。 多分へそくりだったんだろ。一日ゲーセンで豪遊した。 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/04/26(日) 02:30:20.78 ID:gwd87myS0 小学校4年の時、近所の公園で遊んでたらベンチの下で40万円拾った。 あれはびびった。 今でも一体何の金だったのかわからん。 もちろん豪遊した。
19日の記事には驚くほどの反響があり、出版化の話まで来た(さすがに無理なのでお断りしたが)。コメントも150を超え、延々と議論が続いている。2ちゃんねるでもスレが立ったようだが、いつものシニカルな反応が少なく、共感する声が意外に多い。日本の閉塞状況の深い部分を、この記事が期せずして突いてしまったのかもしれない。 そのキーワードは「希望」のようだ。救いのない状況に置かれたとき、人は「今ここにないもの」に希望を求める。古代ユダヤ教が故郷をもたないユダヤ人に信じられたのも、ウェーバーが指摘したように「救いは現世ではなく来世にある」という徹底した現世否定的な性格のゆえだった。キリスト教が激しい弾圧に耐えてローマ帝国の貧民に広がり、最終的に国教になったのも、この世の終わりがまもなくやってきて、現世で救われない者ほど来世で救われるという教義のためだった。 近代において社会主義が強い影響力をもつのも
今日の朝日新聞の朝刊から、科学欄で、ぼくの連載、 「小島寛之の数学カフェ」 が始まった。毎週火曜日の朝刊にて連載。少なくとも2ヶ月ぐらいは続くんじゃないかな、と思うけど、詰まらなくて打ち切りになる可能性もある。 アスパラクラブサイト統合完了のお知らせ 500字程度のコラムなので、ネタを仕込むのと、それを圧縮して文章にするのがすごく大変。今までに経験したことのない文字数の書き物で、楽しさと苦しさがあいまっている。 第一回は、ぼくにとっての鉄板ネタ、伝家の宝刀、ということで「ベイズ確率」の話。ぼくの読者には、既読のネタだろう。 次回からは、いろいろくせ球を投げる予定。フォークあり、チェンジアップあり、暴投あり、って感じかな。いや、新聞だから暴投はまずいか、さすがに。 話を持ってきてくださったエディターは、ぼくがライターデビューした頃からおつきあいのある人だ。当時は、『科学朝日』に在籍していたけ
という物をふと思い立った。 天才というのはコピーがうまい。 凡才はひたすら努力する。 たぶんこれが真理だ。 天才というのは自分でゼロから発明しようとはたぶん思わない。 宮本茂はスーパーマリオを 「これまでのいろんなゲームのいいとこどり」 と言ったがそれはつまり コピーの組み合わせでオリジナルを作ったわけで、 ゼロから1を生み出した訳じゃない。 これは現在の任天堂のゲーム機もそうだし Googleが、スティーブジョブスが、ビルゲイツでも みんなコピーの組み合わせの天才であり、 (Googleは他者のサービスを買収して組み合わせ、 WindowsはMacをコピー、Macはパロアルト研究所の発明をコピー) 手塚治虫や現代の有名漫画家も映画やアニメや文学、 写真、イラストのコピーをマンガに落とし込んだのであり その映画のスピルバーグやジョージルーカスやキューブリックなんかは 黒澤明をうまく組み合わ
方法だけ真似ても認識は元のままでは得られる成果はオリジナルには及ばないでしょう。むしろ、方法を知らなくても、認識さえコピーできれば得られる成果はオリジナルと同じか、あるいは超えることもあります。 問題は表面にある方法にとらわれて、本質である認識変革にまで到達できないこと。 こちらのエントリーでご紹介したオウケイウェイヴの兼元謙任(かねもとかねとう)社長は、ホームレスに転落することで、この本質への到達を果たしたようです。 また、同エントリーで関連本としてご紹介した『どん底からの成功法則』の堀之内九一郎社長も、やはりホームレスを経て企業経営者にまでのぼりつめていますが、「どん底」でそれまでの認識を根底から覆させられる体験をしています。 それぞれに異なるドラマがあり、描かれている過酷な現実は想像を絶するものですが、お二人ともにこのホームレスという試練を乗り越える過程で実にたくさんのことを学んだよ
2009年03月13日07:30 カテゴリ書評/画評/品評Art 教師が教わる生徒 - 書評 - 立石一真『できません」と云うな 著者より献本御礼。 立石一真 「できません」と云うな 湯谷昇羊 404 Blog Not Found:収益力の経営 - ハーバード・ビジネス・レビュー2008.07本誌に話を戻す。もう一つのニュースは、「立石一真ものがたり」がついに完結したこと。同記事で大前研一は「松下幸之助や盛田昭夫に匹敵」と評したが、120%同感。私としては立石一真をその上に置く。本記事を読んだ後は、故人の起業家の中では本田宗一郎の次に立石一真が好きになった。50を過ぎてから活躍し、90歳まで命を使い切ったというのもすごい。書籍化が待ち遠しい。 こう言っておきながら、書籍化を献本で知ることになるとは。恐々粛々。 しかし、むしろ来期にそなえるべき今こそ、読むのに絶好のタイミングだ。今の日本に最
サッカー選手としてさまざまな舞台を経験した一木。写真はソニー仙台時代のもの【写真提供:ソニー仙台フットボールクラブ】 「一木太郎」という元フットボーラーをご存じだろうか? もしご存じなら、おそらくそれなりに年季の入ったサッカーファンではないかと拝察する。しかし、だからといって「一木太郎」は大昔のプレーヤーではない。1976年9月1日生まれの現在32歳。現役のJリーガーでいえば、宮本恒靖(神戸)や財前宣之(山形)と同期である。いや、むしろ上記2名とは、93年に日本で開催されたU−17世界選手権(現U−17W杯=ワールドカップ)の日本代表として共に戦ったチームメート、と紹介すべきなのかもしれない。ちなみにこの時のU−17代表には、松田直樹(横浜FM)、戸田和幸(慶南FC/韓国)、そしてあの中田英寿(引退)といった2002年W杯の日本代表の中心選手たちも名を連ねていた。2年後の「黄金世代」の登
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/23(月) 19:37:20.29 ID:DrrcSi0w0 遊ぶ暇がないほど仕事してるんだろ? 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/23(月) 19:46:39.54 ID:/BPqrf880 生活していくためだ 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/23(月) 19:48:01.45 ID:DrrcSi0w0 それは理解できる 何か楽しみとかないの 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/23(月) 19:50:24.94 ID:GbXTRdwY0 仕事をするから割り切れるんだろうが 大人にならないとわからないね 空気読めないやつはひきこもってればいい 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りしま
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