米国の宇宙船アポロ8号(Apollo 8)が撮影した月面(撮影日不明、資料写真)。(c)AFP/NASA 【11月14日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は13日、月面に水の氷を発見していたことを明らかにした。宇宙開発と恒久的な月面基地建設の可能性を広げる「大きな一歩」だ。 NASAは前月、水の存在を確認するための実験として、月面探査機「エルクロス(Lunar Crater Observation and Sensing Satellite、LCROSS)」のセントール(Centaur)ロケットを月の南極付近にあるクレーター「カベウス(Cabeus)」に時速約9000キロで衝突させ、エルクロス本体に搭載された合計9個のカメラでその瞬間を撮影した。その4分後にはこの本体も月面に衝突させ、その衝撃と、「舞い上がるちり」などの影響を調べた。 その際得られた予備的なデータから水の存在が分かったとい