東京都の猪瀬前知事が徳洲会グループから現金5000万円を受け取った問題で、徳洲会の徳田虎雄前理事長が東京地検特捜部の事情聴取を受け、現金の趣旨について「当然、選挙資金が前提だと思っている」と説明し、徳田毅前衆議院議員も「選挙資金として用立てた」という調書に署名したことがわかりました。 東京都の猪瀬前知事がおととしの都知事選挙の直前、徳洲会側から現金5000万円を受け取った問題で、東京地検特捜部は公職選挙法違反などの疑いがあるとして、捜査を進めています。 この問題で、19日初めて徳田虎雄前理事長に対する任意の事情聴取を、神奈川県の病院に録音録画用の機材を持ち込んで行いました。 関係者によりますと、この中で徳田前理事長は「妻から電話で『猪瀬さんが1億円貸してくれと言っている』と相談された。高いなと思い『5000万円にしろ』と指示した。時期が時期なので当然、選挙資金が前提だと思っている」と説明し