本コラムではこれまで、エンジニアの生存戦略についてさまざまな角度から書いてきたが、今回は最近耳にすることの多くなった「フルスタックエンジニア」というキーワードから、2015年に求められるITエンジニアについて考察してみたい。 まず、フルスタックの「スタック」(stack)とは何かから説明しよう。一般的にシステム開発におけるインフラより上位のアーキテクチャ全体(OS、Webサーバー、データベース、プログラミング言語)を指して「ソリューションスタック」(Solution stack)と呼ばれている。 これはOS、Webサーバー、データベース、プログラミング言語と、各レイヤーを上に積み重ねていく概念「積み重ね=スタック」になぞり、ソリューションスタックと呼ばれるようになったと考えられる。 Webシステムでの代表的なソリューションスタックは、OSにLinux、WebサーバーにApache、データベ
コンサルタントの仕事の一つに、学問的に研究されている内容を現実に適用してみる、いうものがある。 人事コンサルタントの世界にももちろんそれはあって、そもそもは目標管理とかコンピテンシーだってそういった活動の一環だった。 今僕が着目しているのは、硬い言葉でいえば人的資本の積み上げ方法、なのだけれど、ぶっちゃけていえば「ビジネスパーソンがよりよい経験を積むにはどうすればいいのか」というものだ。 これには2つの視点がある。 ひとつは、ビジネスパーソンとしての「自分自身の経験の積み方」だ。 自己啓発書で示される内容などがこのジャンルに入る。多くの自己啓発書に意味がない、という言われ方をするけれど、僕は決してそうは思わない。 ただ、本を読んだだけで行動をしなければ意味がない、ということにはまったく同意するのだけれど。 で、ふたつめ。 こちらの方がより重要だと考えているのが、「経営者としての経験の与え方
スタートアップを始めるのは霧の中で前が見えずに進むようなものです。 いま自分がどのフェーズにいるかも分からないし、次に何をしたら良いか分からない。 これはスタートアップを始める者の共通の悩みだと思いますが、先日、アメリカを横断しながらスタートアップ界隈の様々なキーパーソンから直接教わる機会があり、ボヤっとしていたスタートアップのロードマップのようなものが自分の中でかなりクリアになりました。 帰国後にそのロードマップを、500 StartupsのメンタリングのもとでのハッカソンやVASILYの新規事業に当てはめる中で自分の中で完全に腹落ちし、かつ新サービスだけでなく、新機能レベルでもこのロードマップは使えることに気づきました。 今回はそんな「スタートアップロードマップ」の概要を紹介したいと思います! ※各段階の詳細は次回以降の記事で順に紹介します。 スタートアップロードマップの7ステップ 上
By brionv 新しい年を迎え、世界はついに映画「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」が描いていた2015年に突入しました。映画に登場する「ホバーボード」などが実現する見込みは薄そうですが、Googleが開発している新しい技術が実現すると、いくつかの未来が本当にやってくるかもしれません。 Google Tracker 2015: Everything we know Google is working on for the new year | Ars Technica http://arstechnica.com/gadgets/2014/12/google-tracker-2015-everything-google-is-working-on-for-the-new-year/ ◆Googleによるスマートハウスシステム「Nest」 Googleは2014年10月、スマート
日本最大級のBtoB 完全無料 一括見積もりサービス あなたの希望にピッタリの発注先を“翌日まで”に 集めてご紹介します!
スチュアート・バターフィールドはついこの前、彼の企業、Slack Technologyのオフィスをサンフランシスコのフォルソンストリートに移したばかりだが、もう既に次の引っ越し(というより上のフロアへの移動)の事について話している。 「この4階を又貸しすることを考えてるよ」と彼は簡素なミーティングルームで語った。カナダ・バンクーバーにあるSlackの事務所も手狭になっており、現在増築中だという。 SlackのCEO、スチュアート・バターフィールドは、彼の前の会社Flickrを買収したヤフーを退社した。友人に送られた銅製のオブジェとメモと共に。 移ってきてから4ヶ月になるが、レンタル机、議論の場となるコーヒーマシン、そしてGlitchと書かれた大きなサイン看板(これについては後述する)の他にSlackの本社にはあまりモノがない。 関連記事:Airbnbの「マネジメントしない」マネジメント方法
デンキヤギ株式会社という名のITの会社を作ってから1年強になった。 自社プロダクトを事業の中心に据えたいとは考えているが、まずは安定経営のため受託開発を優先してきたことにより得た知見をまとめておく。ちらほらと「会社を作ってどうよ」みたいな事は聞かれた際に、まともに答えてきていなかったという自覚があるので、その回答でもある。 設立以前から現在までのざっくりの状況 中小SIerでサラリーマンエンジニア歴10年(うち5年ぐらいはR&D部門所属) 名古屋ローカルではあるが、コミュニティ活動はガッツリやってきた方 まずは1人だけの株式会社を設立 設立から1年ちょいの間に社員を2人採用 現時点では受託開発中心で、安定に寄せた経営方針 業績はボチボチ、倒産の危機とかはない程度には良い とりあえず受託で食っていくために必要なもの カネ コネ 相場・市況感 ちゃんと仕事を回してちゃんと納品する能力 さえあれ
いま、生活者、消費者との「距離を縮める」ために必要なのは「広告」ではなく「コンテンツ」である。 次世代コミュニケーションの潮流を掴め! 2010年から年初恒例の広告業界予測も今年で6回目・・・。だんだん文章量も多くなり今回は7000字近い。「広告ビジネス次の10年」の書評が昨年電通報で2番目に多く読まれたとのこと。本には書いてない次の10年のエッセンスも織り込みました。長文で申し訳ないですが、お付き合いください。 その1) データプロバイダーによるエージェンシー設立(買収)が始まる年 データプロバイダーとは、巨大流通企業、モバイルキャリア、EC企業、ポイントカード事業者などを中心とするビッグデータ保有企業のことである。彼らはデータの直販を目指す。 しかしデータはマーケティングのコメではあるが、そのままでは喰えない。コメを炊いて、炒飯なりリゾットにして付加価値をつけて売ることができなければマ
「誰もやりたくないアプリ」を3日でつくったら、広告収益3,500万円超え。800万ダウンロードの無駄タップアプリ「100万のタマゴ」が世界各国でヒットするまで。 世界800万ダウンロード「100万のタマゴ」のバイバイさんにお話を伺いました。昨年あたりの話が中心ですが、世界でヒットしたアプリ例として参考になると思います。※ネタバレあるのでご注意ください。 ※株式会社バイバイ 代表の大杉友哉さん(左)、大谷聡子さん(右)。 謎のアプリ「100万のタマゴ」ができるまで。 「バイバイ」について教えてください。 大杉: 3名でアプリをつくっている会社です。2013年の12月に法人化したのですが、僕が大学4年の時(2012年2月頃)に活動をスタートしました。 当時システムエンジニアでの内定も決まっていたのですが、就職よりも会社を起こしたい気持ちが強くて、内定を蹴ってアプリ開発をはじめました。 「100
皆さんこんにちは。佐藤航陽と申します。今日は3点、話していきたいと思います。1つ目に私自身の起業前の個人的な経緯、2つ目は最速で成長するためにすべきこと、最後は夢やビジョンは最初から必要かどうかについて話します。2つ目と3つ目に関しては、私自身が会社を作る前に疑問に思っていて、個人的に聞いてみたいと思っていた話をしようかなと思います。 個人的な起業の経緯について、まず話していきます。私は、大学入学時に全財産が150万円しかありませんでした。ここから大学の授業料と生活費を出すと考えると、大学2年までしか在学ができないということが、入学した瞬間からわかっていたんですね。この問題をどうしようかなということ、そして将来について大学入学時から考える必要があったので、もうすでに就活生とほぼ同じ境遇にありました。最初に私が考えたのは、2年以内に司法試験をパスすれば、大学を卒業しなくてもいいのではないかと
この記事は、Pepabo Advent Calendar 2014の12日目の記事です。前日は、hisaichi5518さんの「Web APIを作るときに考えること。 - パルカワ2」でした。 ここ半年ほど考えていることを、以下に述べる。 技術とは何か? 「技術とは何か?」という問いに対しては様々な回答があり得るが、ひとまず「企業にとっての技術」という観点からいえば、経営学による以下の記述にその定義を求めてもよいだろう*1。 すべての企業が、自分が必要なインプットを市場から買ってきて、それに自分が得意とする「技術的変換」を加えて、その結果として生まれてくる製品やサービスを市場で売っている。 (中略) 誰にでも容易に手に入る財やサービスであれば、とくに企業が存在してその提供を業とする必要はない。その提供プロセスが難しいからこそ、その困難さを解決する努力が企業の「技術的変換」になるのである。
スペア5では、ツイッターやキャンディークラッシュを開いていた時間で、お小遣いを稼ぐことができる (Handout via the New York Times) 先日、数分ほど手持ち無沙汰になった私は、フェイスブックで時間をつぶす代わりに小遣い稼ぎをすることにした。 iPhoneに「スペア5」というアプリをインストール。すぐに「ズリリー」というネットショップのために婦人靴の分類を始めた。写真に「サンダル」「フラットシューズ」などとタグ付けをすること12分。婦人靴に関する自分の知識の乏しさを痛感しながら、稼いだ金額を確認した。 計26セント。時給1ドル30セントになる計算だ。 多種多様のお小遣い稼ぎ さまざまなインターネット企業が、車をシェアして、空き部屋を貸し、代理で行列に並んで、カネを稼ぐ方法を編み出してきた。最近はさらに、ちょっとした空き時間をカネに変える方法を提供している。スターバッ
ビジネスを行う上で「どうやったら集客できるの?」「どうやったら売れるの?」と課題は尽きません。こうした課題の解決に向けて考えた結果、どうしていいのかわからない!と悩む人も多いのではないでしょうか。 そういった考えるべきポイントをパターンとして落とし込み、誰でもできるようにしたものがフレームワークです。このフレームワークを目的によって使い分け、ビジネスに当てはめて考えることで、何が必要で何が課題となっているのかを論理的に導くことができるでしょう。 今回は汎用性の高い基礎的なフレームワークを、用途別にまとめました。 ▼今すぐ使えるフレームワークのテンプレートはこちら 【記入例付き】マーケティングフレームワーク テンプレート集 目次 ビジネスにおけるフレームワークとは フレームワークを活用する5つのメリット 論理的思考に役立つ6つフレームワーク ビジネス全体像の把握に役立つ2つのフレームワーク
マスが崩壊しつつある時代にどういうビジネスをするのか ひと昔前は多くの人に、画一的な情報を届け、同じ商品を大量に買ってもらおうとする時代でした。 マスメディア、マスプロダクトの”マス”の時代です。 マーケティングでは、マスマーケティング。 たとえば服を売っている会社だと、マスですから、不特定多数の人たちに買ってもらうというやり方です。 店舗をたくさん出して、たくさん仕入れて、原材料を安くして、人件費を安くして、いい製品をたくさんの人に安く届ける。 これがマスの考え方ですね。 そのためにはランチェスターの戦略などが有効だった。 マーケティングの4PやSWOT分析などがマーケティングに活用されていた。 でも、人々が発信するツールを安価で持ち、個人でも情報を発信できる。 昔は大企業しか手に入らなかった情報も、誰もが平等に情報収集できる。 そんな時代です。 もうマスという概念が崩壊しているわけです
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く