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ブックマーク / aniram-czech.hatenablog.com (8)

  • 『クラブカルチャー!』/「意味」から「強度」へ、音韻から音圧へ - チェコ好きの日記

    私は昔から音楽の話をするのが苦手で、理由の1つはたぶん、歴史がわからないからです。文学史は高校の世界史とか日史でやるし、映画史はを数冊読めば事足りるし、美術史もどっかから出てる「西洋美術史」と「日美術史」ってタイトルがついている2冊を読めばだいたいはわかる気がします。でも音楽って、ジャンルが細かすぎて全体像が把握できないんですよね。というか全体像を把握する必要なんてないのかもしれないけど、私はなんか、おっきい枠が見えないと「え? これ合ってる?」みたいなかんじで不安になります。 あとは、〈言語による解釈〉ができないからなんだと思います。小説や評論はそのまま書いてあることを解釈すればいいから、私にとってはいちばん簡単。次点は、セリフがあって、一時停止ボタンを押せば情景描写ができる映画です。写真やマンガもここに入りますね。次が美術で、これも今目に見えているものを描写すればいいから、なんか

    『クラブカルチャー!』/「意味」から「強度」へ、音韻から音圧へ - チェコ好きの日記
  • 好きになる能力 - チェコ好きの日記

    最近、「好きになってもらう」より「好きになる」ほうが能力がいるし難しいよね〜、と思ったので、そのことについて書きます。だけど、能力がいるし難しいんだけど、「好きになってもらう」努力をしても空回りし続けるだけなので、「好きになる」能力を磨いたほうが急がば回れで話は早いしかえってラク、とも思います。 ちなみに、これは恋愛とかにも応用できるかもしれないけど、それよりはもっと一般的な人間関係についての話です。友人とか職場の人とか。 正しいやり方で好きになれば、好きになってもらうのは簡単 「簡単」というとちょっといい過ぎかもしれませんが、人間には「返報性の法則」ってやつがありますので、自分に好意を向けてきた人間に対して、基的には悪い感情は抱かないと思うんですよね。だから、「この人に自分を気に入って欲しい」と思ったら、まずは自分が「私はあなたを気に入ってます」といってしまう。これだけで第一段階は突破

    好きになる能力 - チェコ好きの日記
    shimomurayoshiko
    shimomurayoshiko 2015/06/03
    「相手が明示していない前後の文脈や背景を」←俺コミュ障なので難しい。「相手を粗い解像度でいったん理解」←誤読してキモがら閉ざされ精度発展を望めない。
  • ウンベルト・エーコ『醜の歴史』に加えたい、ニッポンの至宝 - チェコ好きの日記

    ウンベルト・エーコの著作に、『醜の歴史』というがあります。西洋社会において何が「醜い」とされてきたのか、絵画や文学、ポスターなどからその概念の歴史を探るという、とても気持ち悪くて面白いです。 醜の歴史 作者: ウンベルトエーコ,Umberto Eco,川野美也子出版社/メーカー: 東洋書林発売日: 2009/10メディア: 単行購入: 1人 クリック: 71回この商品を含むブログ (12件) を見るそれはなぜ「醜い」のか? ウンベルト・エーコの傑作、『醜の歴史』 - チェコ好きの日記 とても面白いではあるのですが、上記のエントリでも書いているように、こちらにはあくまで“西洋”の醜の歴史、気持ち悪いものしか載っていません。そこで私は、もし日の美術作品からこの『醜の歴史』に載せるものをピックアップするとしたら、どんなものがあるだろう? ということを勝手に想像してみました。 地獄草紙、

    ウンベルト・エーコ『醜の歴史』に加えたい、ニッポンの至宝 - チェコ好きの日記
  • 村上春樹と宮崎駿の物語は、マニュアル化されている!? - チェコ好きの日記

    「村上春樹のファン層と、宮崎駿のファン層って重なる気がするんだよな」 と、いっていたのは、知人だったかだれだったか。前者のファンではあるけれど、後者はどちらかというとアンチに属する私は、思わず「むむむ」と反論したくなったものです。 しかし、先日『物語論で読む村上春樹と宮崎駿——構造しかない日』というを読んだことがきっかけで、「やっぱり村上春樹と宮崎駿って似てるのかもしれない」と思い直した私は、この超有名な2人の作者の物語について、考えてみることにしました。 物語論で読む村上春樹と宮崎駿 ――構造しかない日 (角川oneテーマ21) 作者: 大塚英志出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2009/07/10メディア: 新書購入: 12人 クリック: 69回この商品を含むブログ (43件) を見る 村上春樹と宮崎駿の物語は、マニュアル化されている!? 「ホッ

    村上春樹と宮崎駿の物語は、マニュアル化されている!? - チェコ好きの日記
  • 園子温が苦手な私による園子温論 - チェコ好きの日記

    「ま、うちらみたいなさ、筋金入りの映画ファンからすると、園子温って映画的にダメなんだよね」。 上記の言葉は、私がいったわけではありません! 園子温に、ある日飲み屋に行ったら自分のことがそういわれているのを聞いてしまった、と書いてあっただけです。 私はこの人たちの言葉に賛同するわけではありませんが、それでも、いわんとしていることは何とな〜くわかります。実は私も、園子温映画が苦手な1人でして、今回このエントリを書くにあたって「何で苦手なのかな〜」と考えていたら、飲み屋で園子温映画を酷評していたらしい彼らと、遠からぬ結論になりそうな予感がしました。けれど、「映画ファンからすると、映画的にダメ」というのでは、あまりにも乱暴すぎます。もうちょっと丁寧に、園子温のダメさを語ってみよう。あるいは、ダメじゃなさを語ってみよう……というのが、このエントリの主旨です。 が、しかし、私も園子温という人に

    園子温が苦手な私による園子温論 - チェコ好きの日記
  • 私はなぜブログで堂々とネタバレをしてしまうのか - チェコ好きの日記

    私はこのブログで、よく映画や書籍の感想を書いています。そんななか、ときどきいただいてしまうコメントに、「ネタバレが多い!」というものがあります。 そんなコメントをもらってしまった際には、申し訳なかったなぁと反省しつつも、最初にこの類のコメントをもらったとき私は正直びっくりしてしまったんですよね。というのも、私自身は、ネタバレしているつもりがまるでなかったのです。1回目は何かの勘違いかと思ってスルーしていたのですが、2回目、3回目と同様のコメントをいただくなかで、どうやら自分は“ネタバレ”の定義が世間と大きくズレているらしいということに、ようやく気付くことができました。 私のような、おかしな“ネタバレ”の定義をもっている人って、他にいるのかな? どちらにせよ少数派な気がしますが、もし共感してくれる人がいたらうれしいので、今回は私のなかの“ネタバレ”について、ちょこっと書いてみようかと思います

    私はなぜブログで堂々とネタバレをしてしまうのか - チェコ好きの日記
  • ◯◯論が好きなオタクが、注意すべきポイントとは? - チェコ好きの日記

    映画論、美術論、写真論、マンガ論に始まり、ブログ論、お笑い論、恋愛論…… ◯◯論が好きな人っていますよね。はいそうです、私です。 映画や美術、写真そのものはもちろん好きですが、それと同等に、それらについて語ることもまた好きなのです。ブログも同様で、ブログそのものも好きだけどブログ論も好き。書く人がそれぞれ、何を考え、どういうスタンスで文章を書いているのかわかると面白いじゃないですか。お笑いにいたっては、お笑いそれ自体には実はあまり興味がないんですけど、話がお笑い「論」になると、俄然前のめりで聞いてしまうところがあります。 一方、◯◯論が好きな人って、我ながらちょっとオタクっぽいよなぁとも思います。「オタク」の語源は、彼らが出現し始めたときに「で、おたくはどうなの?」と会話のなかで相手のことを「おたく」と呼んでいたことから……という話を聞いたことがありますが、この「で、おたくはどうなの?」と

    ◯◯論が好きなオタクが、注意すべきポイントとは? - チェコ好きの日記
  • お金では買えないもの、それは「愛」、ではなくて…… - チェコ好きの日記

    最近、ask.fmというサービスを使い始めまして、みなさんからいただいたものや自動の質問に、地味に回答しつつ遊んでいます。小学生の頃、女子の間で「好きなマンガは?」とか「好きな芸能人は?」とかの質問が書かれたアンケート?のようなカードをお互いにまわして遊んでいましたが、あれは何て名前だったっけな。質問して、それに答えるってすごく原始的な遊びですが、小学生のときに流行ったアレのような感覚で、楽しませてもらっています。 何でも質問して下さい。 | http://t.co/Zga6IhzDWq— (チェコ好き) (@aniram_czech) 2014, 1月 15 そんなask.fmの質問のなかに、いただいたものではなくて自動のやつですが、「お金で買えない価値って何がある?」という質問があったんですね。これに答えようとしたのですが、ask.fm上で読むにはウザいくらい長くなる予感がしたので、ブ

    お金では買えないもの、それは「愛」、ではなくて…… - チェコ好きの日記
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