これが批評って奴なんだなーと思った。 いわゆる批評と呼ばれる、柄谷行人とかすが秀美とか読んだことないからなー。 かなり全般的に、マルクスの価値形態論に依拠していて、それを使って色々と読んでいくというのは、なんか面白いなあと思う。何でマルクスの貨幣論が使われるの?*1 とか思うけど、何か確かにつじつまがあってるような気がして、こういうのが批評なんだろう、とw 媒介と責任――石原吉郎のコミュニズム ラーゲリで強制労働させられていた詩人、石原を論じる。 まずは「集団化」と「平均化」を区別する。「集団化」は拒みつつ「平均化」に平等を見出す。そして、交換の不均衡とか単独性とかから、ラーゲリ*2の中で単独者として生きることがどういうことかを炙り出していく。 プロレタリアートはどこに行ったか――パゾリーニの暴力 イタリアの詩人パゾリーニの撮った映画『王女メディア』の作品論が面白かったかな。 その名の通り