2017/5/25 7:03 平野貴也 Jリーグや国際試合の審判員の経歴は、さまざまだ。だが、自衛隊員から国際審判員になった者がいることは、あまり知られていない。陸上自衛隊員の坂本隆史さんは、仕事をこなしながら、1級審判員を目指している。 文=平野貴也 過去には自衛隊出身で国際副審になった者も 陸上自衛隊からJリーグへ。審判という立場で夢を追う者がいる。4月、自衛隊の基地や駐屯地で活動するサッカーチームの日本一決定戦である「第51回全国自衛隊サッカー大会」が都内で開催された。最大の特徴は、大会のすべてを自衛官が行うことにある。防衛大学校サッカー部のOBが運営を行い、3級以上の審判資格を有する自衛官が試合を裁く(実際は、2級審判が多数)。 3位決定戦で笛を吹いていた坂本隆史さんは、陸上自衛隊北熊本駐屯地に勤務する自衛官であり、休日には九州サッカー協会が主催する社会人のトップリーグや大学リー