日本の育成では、「楽しみながら集中してプレーする」ことができない風潮がある。サッカーをするのは「楽しい」が理由なのに…。いつの間にか練習が修行と化し、笑顔でいると「真剣にやっていない」と怒られてしまう。うまくなる練習の中には「笑顔」と「楽しむ」ことがベースである。それはモチベーションと自主性を養うから、身につけたものが実戦に生きる。大切なことは「楽しくプレーしながら学ぶ」こと。つまり、頭に刺激を与えて鍛えることを意味する。ということは、練習後には選手だけでなく、指導者も頭と体がクタクタになっているはずだ。それが指導者も楽しむ一つの形だ。 【連載】ミゲル・ロドリゴが教えてくれた「才能を引き出す」11の魔法 企画・取材・文●木之下潤 写真●Getty Images、橋本健、渡辺二美一、ジュニサカ編集部 プレーしながら学び、楽しんだら会得する 指導の基本は『プレーしながら学ばせる』ことです。 日