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  • 土星探査機「カッシーニ」、土星の衛星「フェーベ」に惑星の特徴を発見

    NASAの土星探査機「カッシーニ」のデータによると、土星の衛星フェーベに、これまで考えられていたよりも惑星に近い特徴が見られることが明らかになった。 NASA土星探査機「カッシーニ」が初めて土星の衛星「フェーベ」の詳細な観測を行ったのは2004年のことだ。複数の宇宙探査機からのデータと、化学、地球物理学、地質学の見地から作成されたコンピューターモデルから、「フェーベ」はいわゆる微惑星、または、惑星の礎部分の名残であることが分かった。この研究結果は「Journal Icarus」誌の4月号に掲載される。 彗星のような原始的な天体と異なり、「フェーベ」は現在の不活発な状態になるまでは活発に成長していたようだ。「フェーベ」のような天体は急速に凝縮すると考えられ、惑星の基礎部分と同様の構造を表すとされている。そのため、巨大惑星とその衛星の誕生時の状況を明らかにする手がかりになる。 「カッシーニ」が

    土星探査機「カッシーニ」、土星の衛星「フェーベ」に惑星の特徴を発見
  • Firefox、アドレスバーに表示されるファビコンをブロック

    Firefox web browser - Faster, more secure & customizable Firefoxの開発チームに所属しているJared Wein氏が、「An update to site-identity in desktop Firefox」と題して、Firefoxのアドレスバーに表示されるファビコンをブロックする機能を追加したことを報告している。この機能は、Firefoxのナイトリーチャンネル(Firefox 14)に導入されている。 Wein氏によると、一部のサイトで南京錠をファビコンに設定しているサイトがあり、この南京錠のマークはユーザがセキュアなサイトであると誤って認識し騙される危険性があるとして、このような処置をとったとしている。 また、アドレスバーにサイトがSSL証明書を使用しているかどうかを示すアイコン機能も追加されている。SSL証明書が無いサ

    Firefox、アドレスバーに表示されるファビコンをブロック
  • 害虫の殺虫剤抵抗性は共生細菌が原因

    害虫が殺虫剤に抵抗性をもつのは、害虫自身の遺伝子が突然変異を起こしたためだと一般に考えられていたが、実は、害虫が「土壌中で殺虫剤を分解する細菌を体内に取り込んでいるからだ」とする研究結果を、産業技術総合研究所(産総研)や農業環境技術研究所(農環研)などの共同チームが「米国科学アカデミー紀要(PNAS)オンライン版」(4月23日付)に発表した。 昆虫の体内には多くの微生物が共生し、さまざまな働きをしている。産総研の研究者らは、特に防除が困難な昆虫としてカメムシ類に着目して研究し、中でも、大豆の害虫として知られる「ホソヘリカメムシ」の消化管にある「盲のう」という袋状の組織に、「バークホルデリア」という細菌が共生していることを見出した。さらにホソヘリカメムシにおいては、共生細菌が母から子へと伝わる(垂直伝達)のではなく、幼虫となって土壌中のバークホルデリアを口から取り込み共生すること(環境獲得)

    害虫の殺虫剤抵抗性は共生細菌が原因
  • 衛星「ひので」、太陽北極の磁場の反転中の証拠を確認 - 将来は4重極構造に

    国立天文台と理化学研究所(理研)を中心とする国際研究グループは、太陽観測衛星「ひので」に搭載された可視光・磁場望遠鏡により太陽極域の磁場観測を定期的に行ってきたが、この度、極域磁場の極性が通常より早く反転しつつあることを捉えたと発表した(画像1~4)。 画像1。2008年(極小期)の北極域の観測画像。赤・オレンジ・黄・水色・青・紺という漢字で、磁場はマイナス極からプラス極までが表されている。赤やオレンジが多いので、マイナス極が多い。なお、塊は磁場パッチと呼ばれる(画像提供:国立天文台/JAXA)

    衛星「ひので」、太陽北極の磁場の反転中の証拠を確認 - 将来は4重極構造に
  • 太陽活動に異変、地球寒冷期の前兆か?

    国立天文台と理化学研究所などの国際チームは19日、太陽極域の磁場にこれまでの活動周期とは違った現象が観測されたと発表した。地球に寒冷期が到来する兆候にも似ているという。 太陽には南北両極にプラス極とマイナス極があり、約11年周期で同時に両極の磁場が入れ替わる(反転する)。現在の太陽は北極がマイナス極、南極がプラス極となっていて、次回は2013年5月の太陽活動の「極大期」(太陽の黒点数が最大になる時期)と同時に反転すると予測されていた。 ところが今年1月の太陽観測衛星「ひので」の観測で、北極では約1年も早く、反転に向けて磁場がゼロ状態に近くなっていることが分かった。しかし、南極では反転の兆しはみられず、依然、プラス極のままだ。その結果、北極と南極がともにプラス極となり、赤道付近に別のマイナス極ができるような、太陽全体の磁場が「4重極構造」になる可能性があるという。 太陽活動は極大期と極小期を

    太陽活動に異変、地球寒冷期の前兆か?
  • 京大、悪性がん内の一部のがん細胞が放射線治療後に再発する仕組みを解明

    京都大学は、悪性がんの内部に局在する一部のがん細胞(腫瘍血管から100μm程度の距離に潜む低酸素がん細胞)が放射線治療を生き延び、遺伝子「HIF-1(低酸素誘導因子1)」の働きによって腫瘍血管に向かって移動し、最終的にがんの再発を引き起こすというメカニズムを解明したと発表した。また、HIF-1依存的な細胞の移動を抑制することで、放射線治療後のがんの再発を防げることも見出されたと併せて発表している。 成果は、京大学際融合教育推進センター生命科学系キャリアパス形成ユニット放射線腫瘍生物学グループリーダー・講師の原田浩氏らの研究グループによるもの。 研究の詳細な内容は、英科学誌「Nature Communications」に掲載された。 厚生労働省が公表した資料によると、日人の約2人に1人が生涯の内にがんに罹患し、3人に1人ががんで命を落としていることが報告されている。外科手術、抗がん剤、放射

    京大、悪性がん内の一部のがん細胞が放射線治療後に再発する仕組みを解明
  • 7月1日は1秒長い日に

    7月1日に3年半ぶりに「うるう秒」の挿入が行われる。日の標準時を管理する独立行政法人「情報通信研究機構(NICT)」(宮原秀夫理事長)は、その説明会を5月10日(木)午前10時半から、東京都千代田区のNICT麹町会議室で開く。参加希望者(先着35人)を募っている。 世界共通の標準時刻はもともと地球の自転などを基に決めていたが、1958年からは高精度の「原子時計」に基づくようになった。ところが地球の自転速度は徐々に遅くなっていることから、原子時計とのずれが起きてきた。そのずれが0.9秒以内に収まるように調整した時刻を「協定世界時」とすることを国際的に取り決め、その調整(「うるう秒」の挿入)を1972年から数年に1回程度ずつ、これまで24回行ってきた。 「うるう秒」の挿入は、世界一斉に行われるもので、日では7月1日(日)午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に「午前8時59分60秒

    7月1日は1秒長い日に
  • Twitter版MySQL、オープンソースとして公開

    4月9日(米国時間)、TwitterMySQL 5.5に独自の機能強化を行った「Twitter MySQL 5.5」をオープンソースとして公開した。Twitterでは、タイムラインやユーザデータ、インタレストグラフ、ツイートなどをMySQLで管理しており、Twitter MySQLはオープンソースのソフトウェアであるMySQLに対して、Twitterの開発者がニーズに合わせて独自の改良を行ったものだとしている。 Twitter MySQL 5.5で強化や改良された機能は次のとおり。 InnoDB内部のステータス変数の追加 NUMAアーキテクチャのメモリ割り当ての最適化 サーバサイドのステートメントタイムアウトサポートの改善 InnoDBバッファプールのエクスポート及びリストア SSD向けの最適化 InnoDB内部のステータス変数の追加では、InnoDBファイル及びテーブルスペースファイル

  • 黒潮が原発事故で流出した放射性物質の分布境界線となっていた -東大が調査

    東京大学(東大)大気海洋研究所の西川淳助教および、宮洋臣特任研究員は、ウッズホール海洋研究所などの研究グループと共同で、福島第一原子力発電所の事故3カ月後の2011年6月に福島第一原発沖30-600kmの海域での総合調査を行い、当該海域一帯の海水、動物プランクトン、オキアミ類、クラゲ類、小型魚類から原発由来の放射性核種134Cs、137Cs、110mAgを検出したことを発表した。同研究結果は、2012年4月2日付けの「米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America:PNAS)」オンライン版に掲載された。 2011年3月11日に発生した東日大震災に端を発した福島第一原子力発電所(原発)の事故により北西太平洋に放射性物質の漏洩が生じた。原発から海への放射性

    黒潮が原発事故で流出した放射性物質の分布境界線となっていた -東大が調査
  • 金沢大、「サマリウム-146」の半減期が6800万年と従来よりも短いことを確認

    金沢大学は、「放射性サマリウム同位体」(質量数146と147)の放射能比と原子数比から、宇宙・地球科学において年代測定に使われているα放射性核種「サマリウム-146(146Sm)」の半減期を新たに測定することに成功し、現在用いられている値よりも34%短い値であることを発表した。 成果は、金沢大理工研究域物質化学系の横山明彦教授、自然科学研究科博士後期課程修了の木下哲一氏、そしてイスラエル・ヘブライ大学、米アルゴンヌ国立研究所の国際共同研究グループによるもの。研究の詳細な内容は、米科学雑誌「Science」3月30日号に掲載された。 146Smは半減期が1億300万年とされ、地球の年齢よりはずっと短いため、天然にはほとんど存在しない。146Smは「ネオジム-142(142Nd)」に「壊変」するので、隕石などに142Nd同位体異常が観測されており、太陽系誕生時に存在していた証拠とされている。

    金沢大、「サマリウム-146」の半減期が6800万年と従来よりも短いことを確認
  • ほ乳類特有の大脳新皮質は新しくなかった - 遺伝研、定説を覆す証拠を発見

    国立遺伝学研究所(遺伝研)は3月22日、ほ乳類の「大脳新皮質」の上層と下層に存在する神経細胞のサブタイプが、ニワトリの脳にも存在することを明らかにしたと発表した。 これはほ乳類と鳥類の共通祖先の段階、すなわち大脳新皮質の「層構造」が誕生するより以前から、存在していたことを示唆しているものだ。ほ乳類にのみに存在する大脳新皮質は、従来の定説として、進化的にほ乳類になってから誕生して進化してきた「完全に新しい脳の領域」とされてきたが、必ずしもそうではないことが発見されたのである。 成果は、遺伝研の鈴木郁夫研究員と平田たつみ准教授らの研究グループによるもの。詳細な研究内容は、米科学誌「Developmental Cell」の4月16日号に掲載の予定だ。 人間の認知機能の多くは大脳新皮質にある神経回路によって支えられている。大脳新皮質は、大脳の背側表面を覆う領域で、多くの認知機能に関わる。ヒトが思考

    ほ乳類特有の大脳新皮質は新しくなかった - 遺伝研、定説を覆す証拠を発見
    shimooka
    shimooka 2012/03/23
    ほぉ。そのうち、教科書の内容も変わるのかな
  • 京都府大など、ダチョウの卵黄からスギ・ヒノキ花粉抗体の製造に成功

    京都府立大学とベンチャーバンクは3月1日、ダチョウ卵黄より抗体を製造する技術を応用し、スギ花粉およびヒノキ花粉に対する抗体「抗体+スギ、ヒノキ」を製造、商品化し2012年3月より販売を開始することを発表した。 抗体+シリーズは、京都府立大学の塚康浩教授が開発したダチョウ卵黄による抗体の大量生産方法を利用した精製抗体商品で、抗体を加湿器で空間に散布し、または、スプレーで洋服やカーペットなどに噴霧することで、外敵(抗原)の働きを不活性化させることが出来る商品。 両者は共同研究により、花粉に反応するダチョウの卵黄から花粉に対する抗体が取れることを発見、同技術を応用してスギ花粉(Cryj1、Cryj2)とヒノキ花粉(Cho1、Cho2)に反応する抗体の大量製造に成功した。 実際にこの卵黄からの抗体を、スギ花粉をしみ込ませたろ紙に添加し、花粉症の人の皮膚に塗布したところ、スギ花粉をしみ込ませたろ紙

    京都府大など、ダチョウの卵黄からスギ・ヒノキ花粉抗体の製造に成功
    shimooka
    shimooka 2012/03/02
    朗報
  • JNC、セシウム(安定同位体)の連続分離技術を開発 - ドラム型磁気装置で回収

    JNCは、セシウム汚染水を対象とした、セシウム(安定同位体)の連続分離プロセスを開発した。 同社が2011年12月に発表した際は、ラボスケールでのバッチ式分離技術だったが、東日大震災で被災した原子力発電所の汚染水処理を念頭に、さらに実用化に近づけ、ベンチスケールでセシウムの連続分離を可能としたという。 今回開発された技術は、セシウム汚染水にフェロシアン化物と塩化鉄を加え、弱アルカリ性とすることでセシウム結合磁性体を生成し、ドラム型磁気分離装置を主要機器としたシンプルなプロセスにより、セシウムを除去・回収するもの。 この技術の特長は、磁性体の除去・回収を、磁気を用いて遠隔操作で連続的に行なうことで、大量かつ迅速な汚染水の処理と、廃棄物量の低減が可能なことにあるという。 セシウム濃度10~200ppmの水溶液20リットルを用いたベンチスケールの試験では、セシウム結合磁性体を生成させる反応時間

    JNC、セシウム(安定同位体)の連続分離技術を開発 - ドラム型磁気装置で回収
  • 天の川のブラックホールが小惑星を飲み込んでいる - NASAが発表

    天の川でフレアが発生する理由は、天の川の中央に位置する巨大ブラックホールでの小惑星の蒸発、破壊によるものである ― NASAはこのほど、チャンドラX線天文台の観測をもとに、天の川におけるフレア発生原因の可能性について発表を行った。 過去数年間、チャンドラX線天文台は、超大質量ブラックホール「いて座A」からX線フレアをほぼ毎日感知している。かねてより、「超大質量ブラックホール付近のような厳しい環境で、小惑星はそもそも形成されるのか」という疑問があったとされるため、今回の研究結果は刺激的である。なぜなら、フレアが発生するためには多くの小惑星が必要であることを示唆しているからだ。 いて座A周辺にはガス雲があり、その中には何兆もの小惑星や彗星が親星から引き離されて存在していると考えられている。ブラックホールから1.6 億キロメートル圏内(おおよそ地球と太陽との距離)を小惑星が通過すると、ブラックホ

    天の川のブラックホールが小惑星を飲み込んでいる - NASAが発表
  • 超新星残骸中にないはずの多量の一酸化炭素 - 天文衛星「あかり」が発見

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月8日、すでに運用を停止している(2011年11月24日17時23分に運用終了)赤外線天文衛星「あかり」の残された観測データの解析を進めた結果、超新星残骸「カシオペア座A」に多量の一酸化炭素のガスが存在することを発見したことを発表した。研究は、米SETI研究所およびNASAエイムズ研究センターのJeonghee Rho博士、NASAエイムズ研究センターのWilliam Reach博士、東京大学の尾中敬教授、カナダのWestern Ontario大学のJan Cami博士らの共同研究グループにより行われ、天文誌「Astrophysical Journal Letters」に2月8日付けで掲載された。 カシオペア座Aは、秋から冬にかけて夜空にWを描くことで有名なカシオペア座にあり、天の川銀河で最も新しい(約330年前)に起きた超新星爆発の残骸だと考えられてい

    超新星残骸中にないはずの多量の一酸化炭素 - 天文衛星「あかり」が発見
  • 産総研ら、高選択・高効率な放射性セシウム吸着剤の量産化に成功

    産業技術総合研究所(産総研)は2月8日、高選択・高効率な放射性セシウム吸着能を示す「プルシアンブルーナノ粒子」(ナノ粒子吸着材、画像1)を量産化するとともに性能を実証したと発表した。 今回の量産化や実証は産総研ナノシステム研究部門グリーンテクノロジー研究グループの川徹研究グループ長らの研究グループと、関東化学、郡山チップ工業、東電環境エンジニアリングの協力によって実現。成果の詳細は、2月15日から17日まで東京ビッグサイトで開催の第11回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議の産総研ブース特別展示「震災に立ち向かうナノテクノロジー」の一環として発表の予定だ。 東北地方太平洋沖地震に伴い発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故により、さまざまな場所で放射性セシウムが検出されている。放射性セシウムを除去する方法の1つが、吸着材での回収だ。現在、ゼオライト(ナノメートルオーダの細孔が規則的に並

    産総研ら、高選択・高効率な放射性セシウム吸着剤の量産化に成功
  • 避けるべきHTML5機能をまとめたティップサイト「HTML5 Please」登場

    HTML5やCSS3といった最新の技術を活用したWebページの制作は開発者にとっては魅力的な選択肢だが、そこには常に「どの機能ならば使っても良いか」という判断が必要になる。最新のブラウザがある機能に対応していたとしても、それがすべての主要ブラウザでサポートされていないことがあったり、あるバージョンでは特定の問題を引き起こすこともある。「どの機能ならば使っても良いか」という調査にかかるコストを考えると、従来の古い技術のみでWebサイトを構築する、といった選択肢も捨てがたいものとなってしまう。 こうした際に役立つサイト「HTML5 Please」が登場した。HTML5やCSS3、JavaScript APIに関して利用が推奨されるかどうか、どのブラウザのどのバージョンがサポートし、全体としてどの程度の対応状況にあるかをまとめたサイトだ。どの機能を利用すべきかといった判断をするのに役立てることが

    避けるべきHTML5機能をまとめたティップサイト「HTML5 Please」登場
  • 北大、悪玉マクロファージを寝返らせて逆にがんを攻撃する技術を開発

    北海道大学(北大)は1月17日、がん内にいてがんを助ける悪玉マクロファージを、逆にがんを攻撃する「がん傷害性」の善玉に変える方法を開発し、マウスの実験で効果があったことを発表した。開発したのは北海道大学医学研究科免疫学分野の志馬寛明助教らで、成果は米国科学アカデミー紀要「Proc Natl Acad Sci USA」に日時間1月17日に公開された。 がんが浸潤・転移など悪性の形質を維持する仕組みの1つに、腫瘍内のマクロファージの「悪性化補助作用」が挙げられる。悪性化補助作用とは、腫瘍に浸潤したマクロファージが腫瘍の増殖・維持・浸潤を強くサポートして腫瘍に都合の良い微小環境の形成を促進することだ。 がんが転移を起こしたり術後療法が効き難かったりする原因の1つに、この好がんマクロファージ「M2」が関与していることが知られている。マクロファージは自然免疫の細胞なので、免疫を改変することによって

    北大、悪玉マクロファージを寝返らせて逆にがんを攻撃する技術を開発
  • Firefoxメモリ使用量削減報告、スタートから半年

    Firefox web browser - Faster, more secure & customizable MozillaはFirefoxのメモリ使用量削減の取り組みを継続しており、1週間おきにその成果を「MemShrink progress」として報告している。今回でこの報告も26週目を向かえた。ほぼ半年だ。Firefoxのメモリ使用量はこの半年で大きく削減された。用途不明メモリ領域の発見と対応といった大きな取り組みから、実に細かいメモリ使用量の削減作業が積み重なり成果をあげている。 26週目の報告ではDMDの統合とルールハッシュテーブルの初期化遅延の取り組み、about:memoryにおけるメモリ使用状況の詳細化などが報告されている。メモリ使用量の削減では「分類不明のメモリ領域(heap-unclassified)」を特定して、最終的にこの領域をゼロにすることがひとつの目標となる

    Firefoxメモリ使用量削減報告、スタートから半年
  • 東大、細胞が自発的に死ぬ様子を生きた哺乳類の胚で観測することに成功

    東京大学の研究チームは、細胞が自発的に死んでゆく様子を、細胞死シグナルの動きとともに生きた哺乳類の胚において捉えることに成功したほか、限られた時間内にかたち作りが円滑に完結するために、細胞の死が役立っていることを明らかにした。これにより、未だ不明な点が多く残されている胚発生における細胞の死が持つ意義が明らかにされたほか、ヒトでも見られる外脳症や二分脊椎といった神経管閉鎖異常による疾患の発症メカニズムの一端に迫ることができるようになると研究チームは説明している。同成果は、同大大学院薬学系研究科の山口良文 助教、同博士課程1年の篠塚直美氏、同三浦正幸 教授らによるもので、米国科学雑誌「Journal of Cell Biology」に掲載された。 生体内の様々な場面において、細胞が自発的に死んでゆく様子が認められている。特に個体発生期での細胞死は、どの領域の細胞がいつ死ぬかがある程度決められて

    東大、細胞が自発的に死ぬ様子を生きた哺乳類の胚で観測することに成功