結晶水の多くは実際に金属に配位して錯塩を形成しています。 CuSO4・5H2Oの場合、Cu2+の周りには6つのO原子が、 正八面体構造(長2短4)で配置されます。 Cu2+に対して4つのH2Oが平面4配位で配位し、 SO4(2-)の2つのOが、軸方向にイオン結合で2つのCu2+を架橋する形で、 結晶構造に収まっています。 残りの1つのH2Oは、配位していないSO4(2-)の2つのOと 水素結合しています。 CuSO4・3H2Oの場合も、Cu2+の周りには6つのO原子が、 歪んだ正八面体構造で配置されます。 Cu2+に対して3つのH2Oが配位し、2つのSO4(2-)由来の3つのOが、 イオン結合2つと配位結合1つ(実際は両者を 明確に区別できるわけではないのですが)で結合しています。 SO4(2-)自体は2つのCu2+に3つのOで結合していることになり、 残りのOは、配位したH2Oと水素結合
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1433018994 CuSO4・5H2Oは結晶状態では、銅原子に(4+2)個の酸素原子が八面体構造形で配位した構造となっています。 すなわち銅原子に4つの水分子が平面4配位構造で配位し、上下トランス位には硫酸イオンが配位しています。 硫酸イオンは別の銅と架橋を形成しており、全体として[Cu(μ-SO4)(H2O)4]が一次元の無限構造となっています (μ-は架橋配位子を意味する)。 残る水1分子は、硫酸イオンの酸素間で緩やかな水素結合を形成しています。 一方CuSO4・H2Oは複数の結晶構造があり、話は単純ではありません。ここでは代表例として[Cu(μ-H2O)]^2+[Cu(μ-SO4)2(μ-H2O)]^2-の例を示します。 すなわち結晶は2種類の銅原子が作るシート構造
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