オフィスやホーム・ネットワークでは欠かせない無線ネットワークと言えばWi-Fi(IEEE802.11)。最近は駅や空港などで利用するWi-Fiホットスポットも増えた。そんな中、「米国政府は無料公共Wi-Fiを全米ベースで構築しようとしている」というニュースが2月初めに話題となった。 ●「"Tech, telecom giants take sides as FCC proposes large public WiFi networks"(テクノロジ、通信大手がFCCの広域公共Wi-Fiに反対)」 The Washington Post, February 4, 2013 しかし、これはワシントンポスト紙が引き起こしたミスリード(誤解を招く記事)だった。今回は、この騒動を紹介しながら、テクノロジー記事で頻発する誤解について述べてみたい。 誤解を生み出すワシントンポストのフリーWi-Fi記事