日本のつけ麺・ラーメン店を象徴する存在にまでなった、「大勝軒」。 その中でもっとも古くからこの屋号をつけていたのが、1913年ごろ創業したとされる、大勝軒本店(人形町)だ。 このお店を祖としてのれん分けされた「人形町大勝軒」のお店たちは、大勝軒の名の付くお店で最古の系譜であり、東京町中華のひとつの源流とも言われている。 そんな大勝軒本店だが、実は1988年より「珈琲大勝軒」と喫茶店に業態を変えて、2020年2月末まで営業していた。 元祖大勝軒としての知られざる歴史とは。なぜ喫茶店になったのか。ほかの大勝軒との関係は。 惜しまれつつも閉店したばかりの珈琲大勝軒へ足を運び、話を聞かせてもらった。 ライター、番組リサーチャー。過去に秘密のケンミンSHOWを7年担当し、ローカルネタにそこそこくわしい。「幻の○○」など、夢の跡を調べて歩くことがライフワークのひとつ。ほか卓球、カップラーメン、競馬が好