遙から 単刀直入に。 独身女性の生態に興味津々の既婚男性からもし「休日とか何してるの?」と聞かれたら、私なら「秘密」と答える。他に「内緒」「絶対言わない」etc.。つまり相手に会話のシャッターを降ろす行為だ。その理由の内訳は、「私を理解できるとは思えないあなたの感性に、言葉を届ける時間も、届けたい理由も、届けなきゃいけない事情もなし」ということだ。 「疲れて寝ている」は、その情景が「不幸である」というメッセージとなって相手に届き、「早く結婚して幸せになれ」と、好意的説教を生みかねない。相手を立てるリップサービスが説教を呼び込む構図だ。もし「女子会でピクニック」で「幸福である」メッセージを届けたつもりでも、相手が「本当の幸せを知らない」と思えば「早く結婚して…」となる。 仮に「未来のために勉強」と野心を露わにしたところで、「くつろぎや安らぎを知らない」と相手が思えば、やはり「早く結婚して…」