東京証券取引所は12日、東証1部銘柄の取引中の売り注文と買い注文がどのように偏っているかなどがほぼリアルタイムで、ひと目で分かる相場情報配信サービスを開始すると発表した。13日から東証ウェブサイト上で試験版を無料提供する。 超高速の売買システム導入により個人投資家などが相場変動を把握しにくくなったとの指摘に応える。 証券会社や機関投資家の利用も促し、取引の活性化につなげたい考え。試験版が好評なら来春以降に正式サービスに移行したいとしている。正式サービスを有料化するかどうかは今後検討する。 東証によると、取引所が注文状況の分析情報をサイトで配信するのは世界で初めてという。