激動の1年を振り返って 今年はコロナ禍に端を発し、五輪の延期や安倍首相の辞任、米大統領選のバイデン氏「勝利」など激動の1年だったことは言うまでもない。今年を振り返るとともに、2021年の展望を考えてみよう。 筆者は年頭の講演などで、「今年はねずみ年で東京五輪の五輪年だ。政界のジンクスであるが、ねずみ年と五輪年には政変が多いとされている。ねずみ年と五輪年での首相交代の確率は偶然としても高い」と触れた。安倍氏の周辺からは「悪い冗談はやめてくれ」といわれたが、まさに当たってしまった。 米大統領選は、コロナ次第だがトランプ氏が苦しいとも書いてきたので、予想屋としてはまずまずだった。 経済では、昨年10月消費増税による景気後退、今年1月のイギリスのEU離脱、米中冷戦の始まり、文政権による日韓摩擦等を予想していたが、それはほぼ予想通りだった。しかし、その上に、まさかのコロナ禍があり、世界経済は戦後最悪
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