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ブックマーク / kaikaji.hatenablog.com (160)

  • 中国の市場経済化と動学的非効率性(上) - 梶ピエールのブログ

    Capitalism with Chinese Characteristics: Entrepreneurship and the State 作者: Yasheng Huang出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 2008/09/01メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (4件) を見る 中国・アジア経済の研究者として著名なHuang Yashengの新しい著作が話題になっている。以下の Economist誌の書評にもあるように、1980年代の中国経済が、郷鎮企業に代表されるような企業家精神にあふれた非国有企業が中心になって成長してきたのに対し、1990年代以降には、上海の浦東地区に代表されるような国家開発プロジェクトに外資を呼び込む、という成長パターンが中心になってきた。その結果として、近年の中国経済はますます国家主導的・非競争的にな

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  • 金融危機の中の中国不動産市場 - 梶ピエールのブログ

    このところリアル学会の「お祭り」の実行委員にかかりきりになっていたせいで、昨今のリアル世界経済の動きはぜんぜんフォローできていないし、またネット上の祭りの動向にもついていけてないので、とりあえずリハビリのつもりでエントリしてみます。 さていくつかのブログで紹介されているように、IMFが世界的な不動産市場の下落についてのレポートを発表している。 http://www.imf.org/external/pubs/ft/survey/so/2008/NUM100808A.htm その中に中国のデータはフォローされていないのだが、中国アメリカ住宅価格を対比させた以下のブログ記事ならびに引用されているグラフがちょっと面白かったので紹介したい。 http://sun-bin.blogspot.com/2008/10/economist-has-interesting-review-on.html

    金融危機の中の中国不動産市場 - 梶ピエールのブログ
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2008/10/17
    アメリカに比べていいとか悪いとかいってもとりあえず始まらん、ということで。
  • 緊急更新その2 - 梶ピエールのブログ

    前回もそうですが「緊急」というのはあくまでも「なかなか更新する気が起きないが、このネタぐらいは押さえておくか」という個人的な気分を表したものであり、世間的な意味は全くありませんのでご注意下さい。 http://www.php.co.jp/magazine/voice/ この雑誌は、巻頭におかれた円高と成長との関係がどうの、というネタとしか思えない論考にどうしても目が行ってしまいがちである。が、ここで触れておきたいのはそのことではなくて・・・同誌の比較的目立たないところ掲載されている水谷尚子氏の「ウイグルの襲撃事件はテロか」は、この人が書いたウイグル問題に関する論考の中でも、現状に対する見通しのよさという点では出色のものである。断言するが、今後この問題を語ろうとする者は、最低限ここに書かれているようなことは押さえておくべきである。また、そのこととは別に、以下のような水谷氏の姿勢には、あらため

    緊急更新その2 - 梶ピエールのブログ
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2008/09/12
    "「緊急」というのは……、世間的な意味は全くありません。"
  • 村上春樹と中国と「モンゴル」 - 梶ピエールのブログ

    以下はちょっと前に書きかけてしまいこんでいたものですが、稲葉さんがここで書かれていることとちょっと関係しそうなので、ここでお蔵出し。 Acefaceさんからご示唆いただいた以下のテクスト、非常に示唆的だったので、いくつかの箇所を引用したい。 http://www007.upp.so-net.ne.jp/mongolbungaku/muraka.html 『ねじまき鳥クロニクル』の中のモンゴル人、すなはち、蒙古兵は、『羊をめぐる冒険』の中の印のある羊のような抽象的で、理解不能な存在である。勿論、彼らはその物語の主人公ではない。物語の主要なトポスがノモンハンであっても、その場所の主人公は彼らではないのだ。そして、蒙古兵のイメージは、第3部の狂暴なモンゴル人の渾名が「タルタル」(勿論、ラテン語の地獄を連想させる)であることが示すような人種主義的な時代のオクシデンタルなモンゴル人観に依拠している。

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  • ベトナムが大変らしい - 梶ピエールのブログ

    http://arfaetha.jp/ycaster/diary/08/06/08.html http://arfaetha.jp/ycaster/diary/08/06/10.html アメリカがインフレ抑制と、それとの関連でドル価値維持政策に舵を切ったことは、アラブ諸国との関係の中では理解できる。しかし今現在アジア、特に経済のある意味での危機が取りざたされているベトナムにいると、このままのドル価値の諸国通貨、特にアジア通貨への上昇は、これら諸国にとって非常に重荷になる、と思う。 そして火曜日のハノイの新聞「THANHNIEN DAILY」の一面左の記事は、「IMF says it isn't in talks with Vietnum on loans」となっている。ベトナムがIMFからの借り入れ、それは起きうる対外収支危機(今年年初から5ヶ月は経常収支は10億ドルの黒。しかし貿易収支

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  • 園田茂人『不平等国家 中国』 - 梶ピエールのブログ

    不平等国家 中国―自己否定した社会主義のゆくえ (中公新書) 作者: 園田茂人出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2008/05メディア: 新書購入: 1人 クリック: 29回この商品を含むブログ (22件) を見る 政策決定にも影響力を持つ中国の社会学者たちと広い親交を持つ筆者が、豊富な一次データを駆使して現代中国社会の階層分化を分析。とりあえず重要と思われる点をメモ。 ・中国社会の「不平等」の象徴としてとりあげられることが多い都市の出稼ぎ労働者だが、実際はそれまでの農村での生活に比べれば確実に暮らしがよくなっているので、それほど不満は感じていない。したがって彼(女)らの生活への不満から何らかのカタストロフィーが生じる可能性は非常に低い。 ・しかし、出稼ぎ労働者も都市生活が長くなればなるほど、具体的な不満を募らせる傾向にある。 ・都市住民の中では、低所得者層の方が外来人口の流入に対

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    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2008/06/08
    よみたい。よもう。
  • 汚職・成長・法 - 梶ピエールの備忘録。

    先日NHKBSで放送されたソリウス・サムラ氏によるケニア社会のドキュメンタリーは、物の「賄賂社会」というものがどういうものか余すところなく伝えていた。一言でいうと、ケニアではスラムのようなただでさえ貧しい人々が住むような地域であっても(というか、そういう地域だからこそ)、ほとんどの公共サービス(電気・水道・ビジネスの認可、建築の許可・・)が役人への賄賂なしでは受けることができないのだ。その賄賂の負担の重さは、スラムの住人の生活をますます苦しいものにしている。 また、来はそういった貧しい人たちのためのものであるはずの政府補助金の分配も、やはり賄賂によって左右される。活動実態のない「地域住民組織」やNGOが多数作られ、役人を買収することで正式な認可を受け、補助金を受け取ることが横行しているためだ。このことは、海外からの資金援助もこのようにして不正に着服されてしまう可能性が大いにある、という

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    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2008/06/07
    Easterly新著でも「ダメ政府」問題に一章が割かれており、大変面白い。翻訳が待たれる。
  • アダム・スミスと「公共性」について - 梶ピエールのブログ

    アダム・スミス―『道徳感情論』と『国富論』の世界 (中公新書) 作者: 堂目卓生出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2008/03/01メディア: 新書購入: 8人 クリック: 169回この商品を含むブログ (114件) を見る 『国富論』や『道徳感情論』を翻訳ですらまともに読んだことない無教養な人間にとってはとてもためになるだった。内容については、 ここで描かれたスミスは、個人の利益追求絶対者でもなく、急進的規制緩和論者でもなく、市場原理主義者でもなく、経済成長論者でもなく、富国論者でもない。人類の存続と繁栄を希求し,時々の政策課題に真摯に対応し、現状にたいして熱狂も絶望もしない等身大の人間に幸福の境地を見たスミスといってもいい。 という赤間道夫氏の評が簡にして要を得ていよう。 特に印象だったのは、「富」を目指す「弱い人(小人・俗物)」と「徳」を目指す「賢人(君子)」との二元論に

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  • 中田英寿さん必見 - 梶ピエールの備忘録。

    先日も紹介した「BS世界のドキュメンタリー」の「アフリカ支援は甘くない」のシリーズを毎晩見ていたのだが、期待したとおり実に素晴らしい内容だった。どこが素晴らしいかというと、 ・「自分もやりがいを感じ、現地の人たちにも感謝され、しかも将来の自立につながる」という「理想の援助」は、番組にでてくるような、お金も時間も好きなだけ使えるような特権的な人たちでないと、まず実行不可能だということ。 ・そのような特権的な人たちでさえ、現地の人々と信頼関係を築くのは容易ではなく、また実行しようとしたプロジェクトの多くは失敗するということ。 ・一見怠け者で生活向上の意欲を持たないように見える現地の人々に「やる気」を起こさせるのは、時間はかかるけど熱意さえあれば決して不可能ではないこと。 ・しかし、現地の腐敗した官僚組織に「やる気」を起こさせ、きちんと機能するように仕向けることは、「外部」の人間にとってはほとん

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  • GJ! - 梶ピエールのブログ

    先日紹介した「皇甫平」によるチベット問題についての論説ですが、なんとふるまいよしこさんが全文を訳してブログで公開されています。必見かと。 http://wanzee.seesaa.net/article/95639796.html#more

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  • 中国との貿易は「格差社会」をもたらすか - 梶ピエールのブログ

    表題のテーマをめぐって、興味深い論争がアメリカ経済学者の間で行われているようだ。 元ネタであるこの記事によると、「中国との貿易(つまりは経済のグローバル化)は国内格差を拡大させる」という立場の代表的な論客としてあげられているのが誰あろうPaul Krugmanである。彼の最新の Brookings paperによると、1990年代以降の、中国のような低賃金労働の経済との貿易の急激な拡大がアメリカ国内の熟練労働者と単純労働者との賃金差の拡大をもたらし、国内の不平等を拡大させるという主張が展開されているという。この結論自体は国際経済学の標準理論であるストルパー=サミュエルソンの定理からも導かれるもので、むしろ経済学的にはオーソドックスな見解だといってよい。 こういった見解に対する反論が展開されているのが、Christian Broda と John Romalisによるこの論文である。 ちな

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  • 「可視化される他者」とナショナリズム - 梶ピエールのブログ

    例えば、大澤真幸氏は、ナショナリズムの「起源への関心」について次のように述べている(『ナショナリズムの由来』377ページ)。 ナショナリストは、ネーションの起源を、ネーションの領域からいくぶんかずれた外側に―いわば隣接的な外部に―見出す傾向がある。ナショナリズムは「起源」についての強い関心を伴う、ということについては既に述べておいた。その「起源」は、しばしば、ネーションの領土の外側に、つまり外国に位置づけられるのである。「日人」の起源が「南島」にあるとか、ユーラシア大陸の「北方騎馬民族」にある、といったような理説が、その例である。こうした傾向は、時に、国境紛争を誘発する原因となる。起源となる聖地が外国に奪われているかのような感覚を生むからである。 現在チベットが中国(人)のナショナリズムをかきたてているかのように思えるのは、大澤の言うように「隣接的な外部」であり、それゆえに歴史的に諸外国

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  • 中央銀行の独立性について―スティグリッツ先生に聞いてみよう - 梶ピエールのブログ

    スティグリッツ教授の経済教室―グローバル経済のトピックスを読み解く 作者: ジョセフ・E・スティグリッツ,藪下史郎,藤井清美出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2007/10/19メディア: 単行購入: 9人 クリック: 97回この商品を含むブログ (36件) を見る 同書71-73ページより。 中央銀行は政府からの独立性を保ち、物価の安定だけに傾注するべきだという主張は、「経済改革」というスローガンの中核になっている。政策についての他の多くの金言と同じく、この主張も何度も繰り返されるうちに、いつの間にか広く信じられるようになっている。しかし、根拠のない断定は、それが中央銀行によるものでも、調査や分析の代わりにはなりえない。 調査が示唆しているのは、中央銀行は物価の安定に専念したほうがインフレをうまく抑制できるということだ。しかし、インフレの抑制はそれ自体が目的ではない。それは、

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  • 旧ソ連の民族問題とロシア - 梶ピエールのブログ

    強権と不安の超大国・ロシア 旧ソ連諸国から見た「光と影」 (光文社新書) 作者: 廣瀬陽子出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/02/15メディア: 新書購入: 3人 クリック: 50回この商品を含むブログ (26件) を見る このはタイトルがいかにも時代のニーズに応えました、といった感じなので、あまり期待せずに手に取ったのだが、複雑な旧ソ連の民族問題を切り口にしながら現在のプーチン政権の強権体質の質に迫る、という姿勢が斬新で、最後まで一気に読んでしまった。 まず、著者の廣瀬さんがかなり面白い人物だ。専門が旧ソ連のコーカサス(アゼルバイジャン、アルメニア、グルジアなど)を対象にした地域研究という大変マニアックな(失礼!)分野である上に、旧ソ連の人々に村上春樹を読んでいないことを咎められたり、「ザ・ピーナッツ」を知らなかったり(ということは「モスラ」も知らないのだろう)、というエ

  • 悪の凡庸さについての報告:カンボジアのケース - 梶ピエールのブログ

    きちんとした感想を記すにはインドシナの歴史について知らなさ過ぎるわけですが。 ポル・ポト―ある悪夢の歴史 作者: フィリップショート,山形浩生出版社/メーカー: 白水社発売日: 2008/02メディア: 単行購入: 2人 クリック: 139回この商品を含むブログ (37件) を見る ポル・ポト。誰もがあの忌まわしい悲劇と結びつけてその名前を覚えていながら、彼が一体どんな人物なのか、自信を持って語ることのできる人はほとんどいないだろう。この分厚いを読めばポル・ポトという人物の具体的な像が浮かんでくるかというと、残念ながら必ずしもそうではない。読後も強く印象に残るようなエピソードや言動といったものがこの人物についてはそもそも乏しいからだ。書の大部分は、むしろ複雑極まりない第二次世界大戦後のカンボジア国内の政治状況やインドシナ半島を取り巻く国際情勢の解説などに費やされている。 もちろん、ク

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  • 毒餃子事件と日本のデフレ - 梶ピエールのブログ

    http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/20070821 以前厨先生に取り上げていただきましたが、こういう事態だからこそ再掲しておきたいと思います。 Baatarism 『かつて中国から安い商品が入ってきたからデフレになったのだという意見がありましたが、実はこれは因果関係が逆で、日がデフレになったから中国から安い商品が入るようになったのだと思います。 日中国製品の安さ故のリスクが大きな問題となっているのも、日のデフレが和らいだ(脱出したとはまだ言えませんが)のと関係あるのかもしれませんね。』 kaikaji 『Baatarismさん、 >それは日が長期のデフレ不況に陥り、消費者が安さを第一に考えざるを得ず、販売側もそれに対応せざるを得なかったからでしょう。 中国からの野菜の輸入が格化する90年代末は中国自体がかなり深刻なデフレ状態だったことも大きかったと思い

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  • 現代ナショナリズム(最後・後の波)理解のために - 梶ピエールのブログ

    「人種なき人種主義」とはなにか http://guide.cagami.net/shiga.shtml 滋賀県人は琵琶湖での生活に順応した水棲人間です。彼らは琵琶湖の湖底に村を作り、普段はその中で生息していますが、陸棲も可能なため、陸上でも活動しますし、隣県へ侵入することもあります。 滋賀県人の特徴は、県人全員に共通する怪異な容貌です。彼らはエラの張った顔立ちで、灰色がかった青い皮膚をしており、その不気味さから隣県の住民に嫌われています。琵琶湖に生息する「インス鱒(いんすます)」という鱒の一種に似ていることから、滋賀県人風の容貌を「インス鱒面(いんすますづら)」と呼ぶこともあります。 「享楽の盗み」とはなにか http://guide.cagami.net/toyama.shtml 富山のクスリ売りがここまで急速に全国に広まったのは、彼らが「先用後利」という方法を採用していたためです。各地

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    shinichiroinaba 2008/01/15
    ネタとベタの危うい戯れ
  • ハンガリー事件と日本の左翼 - 梶ピエールのブログ

    ハンガリー事件と日―一九五六年・思想史的考察 作者: 小島亮出版社/メーカー: 現代思潮新社発売日: 2003/05メディア: 単行購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログ (6件) を見る 「君の涙、ドナウに流れ」に触発されてすぐに注文したこのが年末にとどいたのですぐに読んだが、日思想史としてもナショナリズム論としても非常に重要な問題提起をしていることに驚いた。再版されてからも既に数年が経過しているので、いまさら取り上げるのも不勉強をさらすようなものだが、これも年末から正月にかけて読んだ大澤真幸『ナショナリズムの由来』から読み取れる論点とも重要なかかわりを持っているように感じたので、とりあえずこのについて簡単に触れておきたい。 著者は講座派マルクス主義の強い影響下に思想を形成したと後書きで触れているのだが、そこから抜け出ようという苦闘の表れか、講座派知識人のハンガリー

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    shinichiroinaba 2008/01/14
    ここで触れられている論点は新版でのものか?
  • アジアな振る舞い - 梶ピエールのブログ

    http://freakonomics.blogs.nytimes.com/2007/11/05/acting-white-is-old-school/ Economist Roland Fryer has done research on “acting white,” i.e. the phenomenon by which black children who excel academically are stigmatized by their peers. Recently, he was in a New York City school and asked some of the seventh graders he was talking to whether they had ever heard the phrase “acting white.” The kids l

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    shinichiroinaba 2007/11/07
    うひゃひゃ
  • 「ナイトの不確実性」と中国 - 梶ピエールの備忘録。

    1997年――世界を変えた金融危機 (朝日新書 74) 作者: 竹森俊平出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/10/12メディア: 新書購入: 11人 クリック: 177回この商品を含むブログ (85件) を見る すでにあちこちで話題にされているこの、通貨危機前後のアジア諸国の具体的な経済状況についてほとんど触れていないにもかかわらず、なぜこんなに質を突いた議論ができるのか、という意味で私も目からうろこが何枚も落ちたわけですが。 ただ一介の中国屋としては、若干補足的なことを述べてみたい誘惑にどうしても駆られてしまう。 例えば書では中国はアジア通貨危機をほとんど無傷で乗り切ったと理解されているが、恐らくそれは正しくない。実際には危機後の98年から99年にかけてベースマネーの成長率はマイナスになり、経済は深刻なデフレに見舞われ、失業者は街にあふれた*1。国際収支の「誤差脱漏」

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