タグ

ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/mutsuji (3)

  • テキサス銃撃を「テロ」と認めた米当局──日本も無縁でない「身内のテロ」

    犯行直前に「ヒスパニックの侵略からアメリカを守る」とネットの掲示板に書き込みをしていたパトリック・クルシアス容疑者 Courtesy of El Paso Police Department/Handout via REUTERS ・テキサス州エルパソで発生したスーパー銃撃事件は白人至上主義者によるヒスパニックへの攻撃とみられる ・こうした犯罪は通常「ヘイトクライム」と呼ばれるが、アメリカ司法省はこの事件を「テロ」と認めた ・ナショナリズムの高まりは「身内のテロ」を覆い隠しやすくするが、今回のアメリカ司法省の判断は白人至上主義者によるテロがもはやないことにできないレベルに達したことを象徴する テキサスでの「テロ」 8月3日、テキサス州エルパソで発生したスーパー銃撃事件は20人以上の死者を出す惨事となった。 犯人として拘束された21歳のパトリック・クルシアス容疑者は、犯行直前にインターネット

    テキサス銃撃を「テロ」と認めた米当局──日本も無縁でない「身内のテロ」
  • 「歴史のリセット」を夢想するドイツ新右翼「帝国の市民」とは何者か

    昨年9月の独総選挙で第三党に躍進した極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の集会(5月27日、ベルリン) ・「帝国の市民」と呼ばれるドイツの極右勢力は、第二次世界大戦以前の国境がいまも有効だと主張し、現在のドイツ連邦共和国の正当性を否定している ・そのため「帝国の市民」メンバーは税金を払わず、公的の身分証明を破棄する一方、独自のパスポートを発行するなど、「架空の国」が実際に存在するかのように行動している ・現実にあるものを「誤り」と切り捨て、歴史のリセットという不可能な夢想にひたることは、イスラーム国(IS)にも共通する思考パターンである ドイツ内務省は5月22日、「帝国の市民(Reichsburger)」と呼ばれる極右勢力のメンバー450人が保有していた武器を取り上げたことを発表。2016年10月、同国南部のゲオルゲンスグミュントで「帝国の市民」メンバーが警官を射殺して以来、ドイツ

    「歴史のリセット」を夢想するドイツ新右翼「帝国の市民」とは何者か
  • なぜ5月14日に米国はエルサレムで大使館を開設したかー「破局の日」の挑発

    70年前、イスラエルは独立を宣言し、パレスチナ人は家を追われた Ibraheem Abu Mustafa-REUTERS ・5月14日はイスラエルが独立を宣言した日であり、同時にパレスチナ人の「破局」が始まった記念日でもある ・この日に、イスラエルが実効支配するエルサレムで米国が大使館を開設したことは、イスラーム世界からみれば挑発以外の何物でもない ・高まる批判にもトランプ政権は強気の姿勢を崩さないが、これは米国が自分で自分の首を絞めることになりかねない 5月14日、米国の在イスラエル大使館がエルサレムで開設。これに対して、パレスチナ各地で抗議デモが発生し、イスラエル治安部隊の発砲により、ガザでは59名が死亡しました。 これに対して、クウェートが国連安保理の緊急会合の開催を求めるなど、イスラーム諸国から批判が噴出。しかし、米国政府は「死者の増加はパレスチナ側に責任がある」とイスラエルを擁護

    なぜ5月14日に米国はエルサレムで大使館を開設したかー「破局の日」の挑発
  • 1