那覇市の図書館の本の貸し出しなどで使われるシステムがサイバー攻撃を受け、貸し出しや資料の検索などができなくなっています。 数か月にわたって臨時休館する可能性もあるということで、市教育委員会は原因究明を急いでいます。 那覇市教育委員会によりますと、13日、本の貸し出しや予約、資料の検索などに使われるシステムが立ち上がらず、サーバーを確認したところ、コンピューターウイルス「ランサムウエア」に感染していることが確認されたということです。 データはすべて暗号化され、サーバーには身代金が払われない場合、攻撃を繰り返すという内容の英語の文章が残されていたということです。 市教育委員会は身代金の要求には応じない方針で、警察に相談しているということです。 このシステムは中央図書館だけでなく、市内に6か所ある分館、そして図書室でも使われているため、貸し出しがすべての場所でできず、復旧のめどはたっていません。